甲斐駒ケ岳 赤石沢奥壁左ルンゼ

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投稿者
高野 優
池袋西口店 店舗詳細をみる
日程
2016年01月06日 (水)~2016年01月07日 (木)
メンバー
新宿東口店 高野
池袋西口店 杉原
天候
コースタイム
1/6 甲斐駒ケ岳登山口~(5:00)~黒戸尾根八合目
1/7 黒戸尾根八合目~(0:15)~左ルンゼ取付き~(10:00)~終了点~(0:45)~八合目~(3:00)~登山口
コース状況
黒戸尾根は4合目付近まで積雪なし。
凍結箇所があるので要注意。

左ルンゼも雪が少なく、残置の支点は露出しておりプロテクションは取りやすかった。
所々氷が繋がっており、アイスクライミングで突破できるセクションがあったが、
全体的に発達規模は小さく感じた。
より発達していた方が登りやすいように感じた。
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感想コメント

赤石沢奥壁左ルンゼは中央稜を登った時から、頭の片隅にありましたが、
記録を調べる限り、「支点が悪い」「もろい」「ラインが複雑」等の記述が見受けられることから、
敬遠しておりました。

今回は良きパートナーを見つける事ができ、トライすることにしました。
結果から言うと、残置支点はピッチによってバラつきはあるもののそれなりにありました。
確かに支点は古く、カムでは支点が取れる箇所は限られますが、ハーケン、カム等を持参すれば問題ないと範囲だと思います。
但しトラバースを含むピッチは(特に4ピッチ目)はグレード以上に悪く感じ、支点も遠かったので注意が必要です。
私たちは、上部でルートを間違えた(恐らく)ので、一部かなりのランナウトしましたが、正規のラインであればそのようなことは無いと思います。
私たちは使用しませんでしたがスクリューは短いサイズのものが2~3本あった方が良いと感じました。

ギア
ハーフロープ50m×2
カム 1set
ハーケン 5枚
クイックドロー×5
アルパインヌンチャク×7
DMM テリア×1

フォトギャラリー

左ルンゼ2ピッチ目。

黒戸尾根五合目より篠沢七丈瀑。

八合目。

左ルンゼ1ピッチ目

2ピッチ目。

スクリューを持ってこなかったためランナウトする杉原君。

バンドより上部。

3ピッチ目の取付きまでトラバース。

3ピッチ目。

最後はは薄被りです。

草付にアックスを突き刺すジャパニーズアルパインクライミング。

4ピッチ目。ここのトラバースが悪い。支点も悪い。

遠い間隔のランナーでじりじりと登る杉原君。

5・6ピッチ目はラインを左気味に登ってしまい、見た目以上に登りずらく、支点も無い。間違えないよう要注意。

正規のラインに戻り、ルンゼを詰める。

ここを登り切れば中央稜と合流。

最後の岩場を乗り越えて終了点へ。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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