爺ヶ岳東尾根から鹿島槍ヶ岳
- 投稿者
-
高野 優
池袋西口店
- 日程
- 2015年12月28日 (月)~2016年01月30日 (土)
- メンバー
- 新宿東口店 髙野
他9名
- 天候
- コースタイム
- 28日 爺ヶ岳東尾根取付き(鹿島山荘)~(2:30)~P1~(3:00)~2400m付近
29日 2400m付近~(3:30)~冷池山荘~(2:30)~鹿島槍ヶ岳南峰~(3:30)~2400m付近
30日 2400m付近~(4:00)~爺ヶ岳東尾根取付き
- コース状況
- 積雪は非常に少ない。
稜線は新雪が積もり、所によって腿くらいのラッセル。
感想コメント
冬の北アルプスの人気ルート、爺ヶ岳東尾根に行ってまいりました。
アプローチも良く、適度な難易度と難所がコンパクトにまとまったこのルートはこの山域でも1,2を争う登山者を迎えるルートでしょう。
北アルプスのバリエーション入門ルートとしてお勧めです。
今回は母校の山岳部の合宿に参加させてもらう形で入山しました。
学生たちは25日から入山。私が追って28日から入山し、キャンプ2で合流しました。
積雪が少ないことに助けられ、予想よりも早い時間にテントに到着する事ができました。
大学では年々休みが少なくなり、昔のような長期合宿ができなくなってきましたが、何とか日程をやりくりして、北アルプスで合宿を行う事ができました。
南アルプスや八ヶ岳なども良いフィールドですが、気象条件や積雪の多さ、山の深さなど様々な要素を考えると冬の北アルプスで長期山行を行うことは、山で必要な技術、体力、精神力が大いに鍛えられます。
山に長期間入ると、天候の変化や積雪状況などを肌で感じる事ができます。
一晩で信じられないくらいの降雪が降ったり、天候が悪く3、4日同じ場所に停滞などすると、雪を掻き出せないくらいテントの周りの積雪が高くなったりもします。
積雪が多い場所や少ない場所、雪崩地形や積雪の変化などなど。
こういった経験をベースに「なぜそうなるのか」という理由付けをすることができれば、山で自信を持ってを判断をくだす事ができると思います。
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・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。