後山(岡山県最高峰)

ようやく今年初の雪のある山に行ってきました。
岡山県の最高峰の後山。兵庫県との県境にそびえます。
西大峰とも呼ばれ、現在も岡山県側は女人禁制のルートがあります。

明石から車で約90分です。中国道を経由し、千種町の行者霊水を目指しましょう。
登山口の駐車場ですが、かなり悪路です。４ＷＤでスタッドレス、チェーンは必須、車高もある程度高くないと厳しいと思われます。
心配な方は道路沿いの「行者霊水」の水汲み場に綺麗な駐車場がありますのでここに駐車しましょう。お手洗いもここにあります。ここから登山口の駐車場までは徒歩約1時間です。

この山も例に漏れず今年は雪が少ないです。
今回登りで使った行者ルートで積雪は10cmほどでした。ワカンやアイゼンの刃が所々岩に当たり大変歩きにくかったです。また、行者ルートは無雪期ではロープを手繰って登るコースのため、かなりの急坂で今の季節におすすめはできません。一般ルートか、おごしきルートを選んだ方が安全に登れます。

山頂付近の稜線に出れば、樹氷が見れます。山頂は寒かったため、おごしきルートを利用して下山。このルートではある程度の積雪がありワカンを利用しましたが、スノーシューは向かないと思われます。十分に気をつけて歩いて下さい。
平成之大馬鹿門まで来れば、集落が眼下に見え、一安心です。風も治まったためここで昼食をとり下山しました。

【今日の用語】
平成之大馬鹿門…京都のある大学が学校の門柱として、石彫家の空充秋氏に制作を依頼し門柱の名称を「平成之大莫迦門」とした為に、大学側は引き取りを拒否して騒動になりました。
千種町が氏の「実るほど頭を垂れる稲穂かな」の精神を表したとのことに同感して引き取り、千種高原へ向かう道路を挟んで、おごしき山と空山の山頂に１基づつ設置しました。

おごしき…文語体で「厳しき」と書きます。「いつくしき」とも読みます。厳しい山容から付けられたのかもしれません。