関西の雪山(29)  大峰・行者還岳

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投稿者
本田 康之
イオンモール各務原店 店舗詳細をみる
日程
2016年02月16日 (火)~2016年02月16日 (火)
メンバー
なんば店 本田康之
グランフロント大阪店  伊藤博人
天候
雪/晴れ
コースタイム
大川口(60分)展望地(75分)行者還岳(30分)行者還岳避難小屋(5分)天川辻(56分)吊橋(13分)大川口
コース状況
アプローチ
・国道309号を大川口まで進む(道路に路上駐車しかない)
・公共交通機関は天川川合までなら近鉄下市口からバスで65分

①マイカーは天川川合から先の国道309号は道が細く、早朝は特に凍結で運転注意です。
②大川口の吊橋は破損の為、通行できません。国道309号を数m歩くと、河原に下降できそこからなんとか渡渉可能
③旧関電道はひたすら尾根を登りますが、マーキングはしっかりしています
④1150m付近で行者還岳を眺める絶好ポイントがあります
⑤1250m付近でトラバースするのが夏道ですが、直進にもマーキングがあります
⑥直進すると、1か所だけ岩場があり、ルンゼ状になっていますが、木の根があり、難しくはありません
⑦この岩場から先はシャクナゲ帯の細いヤセ尾根になります
⑧行者還岳から奥駆道へは西に降りている尾根を下っていきますが、マーキングはわかります
⑨小屋までの奥駆道は頂上をトラバースしていて、梯子場が出てきますが、中途半端に埋まっているので歩きにくく、ここも凍結時は注意です
⑩行者還岳避難小屋は平成15年に建て替えられ、きれいです。トイレは外側から入ります。(冬季でも入口が2階にあります)
⑪天川辻に道標があり、小坪谷の登山道はここから下ります
⑫小坪谷ルートはトラバースが多く、凍結時は注意。夏場に崩壊している箇所は積雪ですべて埋まるとわからなくなっていました。下部は沢沿いですが、マーキングがたくさんあります。
⑬国道309号線は凍結し、吹き溜まりも多く、スリップ注意
⑭立ち寄り湯は天ノ川温泉(火曜休・600円)、洞川温泉(水曜休・600円)
難易度
Google Map
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感想コメント

行者還岳(ぎょうじゃかえりだけ・1546m)は大峰主稜線上にあり、関西百名山の一つでその険しい山容により、役行者をして一度は引き返させたという伝承から名前の由来。夏の行者還岳なら国道309号で行者還トンネルから取り付けば苦労しないですが、冬は通行止になるのでそうはいきません。今回は大川口からダイレクトに目指しました。旧関電道を使い、最短で頂上へ上がる道は大川口の吊橋が破損している為に川追川を渡渉するのが最大の難関でしたが、うまくジャンプでかわして、尾根に取り付けました。今日は昨日の新雪のおかげで大川口から雪の道になり快適そのものでした。この旧関電道は1250m付近でトラバースして行者還岳を右から巻いていきますが、私達はそのマーキングを見失い、そのまま尾根を進んで、行者還岳の東側の尾根から頂上に出ましたが、こちらにもマーキングがあり、嫌な冬のトラバースをするよりはこちらのほうがいいのかもしれません。頂上付近は展望はないですが霧氷・樹氷の宝庫、また頂上自体は風裏になるので絶好の休憩所ですが、きれいな行者還岳避難小屋はもっと快適で、ここで泊まってみたい気分になります。帰りは小坪谷コースから下りましたが、夏場は崩壊していて、やらしいトラバースがあるも、雪が覆ってくれると関係がなくなり、あっという間に下山できました。しかし、凍結していれば恐ろしいとトラバースになるのだろうと予想ができます。今日のような新雪がかぶった登山道ではあえてアイゼンは付けずに歩いたほうが正解ですが、下に岩なのか木の枝があるかわからない状態ではもう少しだけ雪があるともっと快適だったろうに思います。

フォトギャラリー

大川口から先は国道309号は通行止

吊橋は崩壊していて、ここを渡渉しました

忠実に尾根をあがります

向こう側の鉄山・・・見えません

行者還岳が見えました

今度は青い空と行者還岳

上部はトラバース地帯

途中から尾根の直登で出てきた岩場の通過

最後は霧氷の世界

行者還岳1546m

頂上は本当にきれいでした

頂上から小屋が見えます

奥駆道は行者還岳を巻いていますが、鎖や梯子だらけです

トラバースもあります

行者還岳避難小屋は最高です!

天川辻

トラバース気味に下ってきます

青空がさしてきました

最後は沢沿いに

小坪谷にかかる吊橋と行者還岳

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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