吊橋渡る「大杉谷」
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2016年05月30日 (月)~2016年05月31日 (火)
- メンバー
- 天候
- 快晴
- コースタイム
- 「行」宮川第3発電所(135)千尋滝前休憩所(45)猪ヶ淵(30)平等嵓(40)桃の木山の家(20)七ツ釜滝休憩所
「帰」七ツ釜滝休憩所(20)桃の木山の家(40)平等嵓(30)猪ヶ淵(45)千尋滝前休憩所(120)宮川第3発電所
- コース状況
- この季節ヒルがとても多いです。肌の露出は控え、ヒル除けを必ず持参しましょう。
今回のルートに渡渉はありませんが谷底まで下りる箇所もある為、増水時・雨天後は要注意!
晴天時も滑りやすい為慎重な歩行を心掛け、緊急時はビバーク可能な装備で入山してください。
分岐も少なく、ほぼ1本道なので道迷いの危険性は低いですが、転倒・滑落・疲労により歩けなくなる可能性は十分あります。今回は日帰りのピストンですが、歩行距離・行動時間も長くなるため、無理をせず山小屋泊にする方がお奨めです。
- 難易度
感想コメント
・前日まで少し雨が降っており、翌日も晴れるか不安でしたが幸い!見事な快晴。澄みきった青い空に、白い雲がぷかぷかと漂っていました。
早朝スタートの為、前日までの雨で道は濡れておりヒルの姿も所々に、、ゲイターは必須です。ヒルは想像以上のスピードで這い上がって来るそうなので。かなり警戒していたので、首に付いたヒルも吸われる前に取り払う事が出来ました、、くわばらくわばら。
ルート上、6つの吊橋を渡りますが、どれも頑丈そうなしっかりとした造りです。安心して渡れます。道幅の狭い箇所には鎖が付けられています。滑ると谷底へ滑落!という場面も多い為、歩行は慎重に。
・猪ヶ淵は河原のようになっています。晴れた日は休憩適地です。奥の方にはニコニコ滝も見えています。ここから先は再び高度を上げていきます。ニコニコ滝を通り過ぎれば平等嵓吊橋まですぐ。写真に収めきれないほど巨大な岩壁。
桃の木山の家へは少し登ったり下ったり。道に迫り出した木の幹の穴に、相方が昨秋来た時は真っ白なキノコが生えていたそうです!今回は生えていませんでしたが、今秋来る時に期待です。
「桃の木山の家」では100円でトイレをお借りできます。山バッジや手ぬぐいの販売も有り。
・小屋から七ッ釜滝までは20分程。屋根付き休憩所があるので、滝を眺めながら昼食を楽しめました。
写真では全くお伝えできませんが、素晴らしい景色です!ここから堂倉滝へは七ツ釜滝の上を行く事になります。かなり登りますし、道もより険しくなるため、時間と体力に余裕を持って向かいましょう。
今回はピストンなので折り返し。
登り以上に滑りやすくなるため、集中して一歩一歩慎重に。
・猪ヶ淵を越えてしばらくので相方が首に違和感。見ると4㎝~5㎝程のヒルがビッタリ張り付いている!
既に食らいつかれたようで全く剥がれません。(無理にはがしてはいけません)
ヒルはミント系も嫌うとの事だった為、アウトドアボディスプレーを吹きかけるとすぐに自分から剥がれました。患部からは少量ですがしばらく出血するので消毒し絆創膏を。
足元から這い上がってくると言いますが、やはり上から降ってくるのではないでしょうか、、
・その後はヒルが付いていないか警戒しっぱなしでしたが、何事もなく無事下山。
アウトドアボディスプレーは多少予防&撃退にも使えるかと思いますが、ヒル下がりのジョニーは必ず持って行きましょう。
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。