鳥取県伯耆町　快晴の雪山大山

「雪山に行くなら今でしょう」というぐらい、中国地方は高気圧にどっぷりとおおわれる天気予報
だったので、眠い目をこすりながら鳥取県の大山に登ってきました。

大山に向かう途中、岡山県の新見市千屋を車で通ったのですが、道路の温度計はなんと「-15℃」(≧▽≦)
ここでこの気温とはびっくりぽんでしたが、明智峠からはくっきり大山が見えましたのでうきうきしながら
大山に向かいました。

大山に到着し、いつもなら南光河原駐車場に車を止めるのですが、係の人が満車の合図をしています。
「平日のこの時間で満車なの？」と聞くと、ここ数日の記録的な積雪で除雪が追い付かず、数台しか駐車できないと。確かに道路脇は1ｍ以上雪が積もり、今回の雪の多さを実感しました。

準備を整え、夏山登山道から登り始めたのですが、トレースがあるとはいえ雪が深い・・・
ということで最初からスノーシューをはいて登りました。これは正解で、アイゼンで登っている人は
時々深雪にはまっていましたが、スノーシューならサックサクと歩けました。

６合目を過ぎ、８合目付近までは順調に登れたのですが、それまでほぼ無風だった山が急に強風に！
先行者のトレースもすぐにかき消され、どこを登れば良いのか全く分からなくなりました。

すぐ前を歩いていたご夫婦はルートがわからず、適当に歩くと雪に足をとられる最悪のラッセル状態で
登頂を断念されて下山すると。その後も断念する人が続出しましたが、下山者の方に出会い、ここを抜けると無風なので頑張って下さいと励まされ、なんとか９合目付近に到着。話の通り、風はほぼなく、空は雲一つない快晴。

その後山頂に無事到着し、避難小屋で温かいラーメンを食べ下山しました。

ここ数年冬の大山で天気が良かったことが全くなかったので、今回は頑張った甲斐がありました。

雪山大山はアイゼンやピッケル、時にはスノーシューなどを駆使しなければ登れない山ですが、
苦労したものにしか味わえない絶景も広がっています。雪山初心者の方ならもう少し難易度の低い雪山で
十分に経験値をあげて、ぜひ雪山大山に挑戦してくださいね。

もし雪山の道具や山について知りたければ、ぜひ岡山駅前店に来てくださいね。おまちしております。