幕山で梅見　

梅祭りをやっている湯河原幕山にハイキングに行ってきました。
通常は手前の鍛冶屋までしか行かないバスも、この時期だけは幕山公園までの臨時便が出ています。
バスはけっこう混んでいますが、1時間に3本くらい本数がありますから、待つのも辛くないでしょう。

梅というのはその風貌のわりに花が小さく、梅林といってもはじめはぱっとしない印象を受けやすいもので、我々も「なんか渋いね」と言い合っていました。それが午前中は曇り空だったのも影響しているのでしょうが、山頂から帰ってきたらやたらきれいに見えました。太陽が出てきて明るくなったのと、山を歩いてすこし心が素直になっていたからでしょう。山道を歩くとそういう気持ちになることがありますね。
山頂に着いておにぎり食べてたら一瞬でトンビに襲われ、一番たのしみにしていたファミマの焼きおにぎりを一口しか食べられませんでした。まわりの人たちもみんな弁当とかおにぎりとか食べていたのに、なんでわたしが狙われたのだ？焼きおにぎりが茶色くて肉に見えたという話になったが、ツナマヨと梅（こっちは定番）のときもわたしの上を旋回し、ちょっと低空飛行になったりしていたのを見ていると、明らかに狙われていたとしか思えなかった。
向こう側に座っていたおじさんが、落ちて真っ二つになった焼きおにぎりを枝に刺して持ち上げ、トンビを呼んでいるのにはまったく反応しなかった後に2個目のおにぎりを食べていたのに。

幕山公園で干物や湘南ゴールドなどのリーズナブルな地元土産を買っていると、トンビが一羽ぐるぐると向こうの空を飛んでいるのが見えた。さよならトンビ。焼きおにぎり返してくれ、と思いながら帰りました。