海を越え花盛りの佐渡・ドンデン高原へ 

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投稿者
るんちゃん(おとな女子登山部)
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日程
2017年04月25日 (火)~2017年04月25日 (火)
メンバー
スカーレット(おとな女子登山部関西)
天候
晴/曇
コースタイム
アオネバ登山口(40分)落合(20分)ユブ(30分)アオネバ十字路(40分)ドンデン山荘(20分)尻立山(30分)論天山(35分)尻立山(20分)ドンデン山荘
コース状況
・稜線は雪がまだたくさん残っています。金北山方面へ縦走する場合はアイゼンがあった方が良さそうです。
・風が冷たいのでウールインナーや薄手の防風ジャケット着用がおすすめです。
・シーズン中はは大佐渡山地を結ぶライナーバスが両津港から運行しており便利です。
・ドンデン山荘にはお風呂もあり宿泊もできます。
難易度
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感想コメント

 佐渡は初めてというスカーレットと共に春の島旅へ出かけてきました。かくいう私も20年振りの佐渡。当時はカーフェリーで酔った上にたらい船でも酔って、ご飯粒のような砂金を獲って喜んでいたという、印象に残る思い出はこれといって無かった地ですが、大人になって再び訪れた佐渡はゆったりと時間が流れ、自然がいっぱい魅力満載の楽園でした。

 初日はスカーレットの友人に連れられ島内をドライブ。途中通りかかった田んぼで、淡いピンク色の羽を広げて飛ぶ鳥を発見!まさかの野生の朱鷺との遭遇でした。朱鷺保護センターで飼育されているものとばかり思っていただけに、驚きと共に感動が沸き起こりました。朱鷺は子育ての真っ最中、間もなく田植えが始まる田んぼで餌を獲っていたようです。見上げると金北山を主峰とする大佐渡山地はまだまだ白い。明日の登山は行けるところまで、ゆったりお花を満喫しようということになりました。

 登山当日の朝は晴れ、風が冷たい中、植生の豊富なアオネバ登山口から入山しました。歩き出しからニリンソウの大群生が始まり、色とりどりの雪割草、カタクリ、福寿草や既にシラネアオイまで。どこまで行っても花が尽きることなく私もスカーレットも大興奮。こんなに長い間楽しめる山は珍しいので花好きにはおすすめのルートです。

 アオネバ十字路に着くと一気に雪が増えたので、マトネへは向かわずドンデン方面へ。ここでは大杉が発達しこれまた興味深い植生が広がっていました。
 ドンデン山荘の横から雪道を辿って尻立山へ。ここからは緩やかなシバの草原帯となり、もう少しすると佐渡牛が放たれ放牧地となるようです。牛がのんびり草を食む光景が想像できる気持ちの良い道で、雪を頂いた金北山はいっそう大きく、眼下に目をやると広大な日本海と港に出入りする船の様子が眺められました。

 標高が1000m程度にも拘らず、こんなに変化に富んだ景色を堪能できるのは贅沢この上ない。船が苦手で躊躇していたなんて何と勿体無い。船酔いを乗り越えてでも、見るべき絶景が佐渡にはあります。

フォトギャラリー

楽しき旅でした!

水田に映る大佐渡山地。

アオネバ登山口にはこんな注意書きが。

お花ロード。

いろんな色の雪割草が咲いてます。

植生の宝庫にスカ氏大興奮。

福寿草は茎が太かったです。

渡渉もあります。

タガヤス堂のおへそドーナツで休憩。止まらなくなる美味しさです。

アオネバの由来は青く粘土質ということらしいです。

立派な杉の大木。

アオネバ十字路を過ぎると植生が大きく変わります。

金北山まだ雪を湛えています。

両津湾と加茂湖。佐渡のくびれている感じが確認できます。

尻立山にて。

ドンデン池。

この草原はお昼寝にもってこい。

アマナやカタクリが顔を出していました。

じょんのび~。

少しぱらついたけど本当に気持ちの良い山でした。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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