ジャンダルム コブ尾根
- 投稿者
-
好日山荘スタッフ
岸和田カンカンベイサイドモール店
- 日程
- 2017年06月14日 (水)~2017年06月15日 (木)
- メンバー
- 天候
- 晴
- コースタイム
- 上高地<150分>岳沢小屋
岳沢小屋<90>マイナーピーク<180>コブ岩<90>コブ尾根の頭<5>ジャンダルム<90>天狗のコル<60>岳沢小屋<75>上高地
- コース状況
- 所々、残雪あり
明瞭なトレースはなく、ルートファインディング必要
マイナーピークから懸垂は約5m、コブ岩から懸垂は約15m
懸垂ポイント残置あり
50m(2P)程だけロープ出しました
- 難易度
感想コメント
(上高地~岳沢小屋)
舗装された林道歩き。小屋に近付くと残雪がありますが、アイゼン等必要ありません。
(~マイナーピーク)
コブ沢を詰めるところからスタート。右又との合流点は雪渓が途切れており、草付きをトラバースして右又に入りました。右又との合流点は、最初に目につくところではなく、もう10m程コブ沢を詰めれば安定した合流点がありました。なので今回は失敗。
ルンゼは素直に右方向に上がっていき、ピーク手前を藪漕ぎで進んでいきます。足元の木の根っこにアイゼンの後なんかがたまにあります。マイナーピークからはクライムダウンより懸垂が無難な気がしました。
(~コブ岩)
コブ岩基部までは雪壁、藪漕ぎを繰り返しながら進んでいきます。
コブ岩取付きには残置ピトンがあり、ここからロープを出しました。右へ右へと草付きを進むと簡単ですが、ロープの流れが悪いです。50m(2P)程進んでから、それほど難しくないということでロープを解き、フリーで上まで抜けました。ピークはリッジ状になっていて、少し進むと懸垂ポイントがあります。
(~コブ尾根の頭~ジャンダルム)
懸垂後は、目の前の草付きを登る人、雪壁をコブ沢側に10m程クライムダウンして登り返す人、に分かれました。結果は後者が早く尾根上部に到着しました。コブ尾根の頭までは岩や草付きをひたすら登る、ピークに近付くと一反木綿岩(勝手に命名)が見えます。
コブ尾根の頭からジャンダルムへは5分、最後の登りで終了。
(~天狗のコル)
下り中心の岩場歩き。所々に残雪があるので、岩を繋ぎながら鎖なんかも無視して進みました。
(~岳沢小屋)
そこそこ急な下り、怖い人は後ろ向きに下っていくことをおすすめします。両側からの落石に気をつけながら、畳岩尾根の末端に向かって雪渓を繋ぎながら進みました。下り切れば、小屋はすぐそこです。
スケールは大きく内容は易しめ、ということで余裕を持っての登攀となりました。が、コブ岩のビレイオンとビレイオフの判断などに時間を少しとられ、判断力の大切さを再認識しました。明瞭な踏み跡は少なく、ルートファインディングの能力は必要です。
(レイヤリング)
メリノウール150半袖
ポーラテックフリースフーディ
ソフトシェル
透湿ゴム手袋(雪上のみ)
中厚メリノウールソックス
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。