由布岳でお鉢廻り

短時間で岩場も楽しめるという由布岳に行ってきました。

８時前にたどり着いた正面登山口は八割がた埋まっており、人気のほどがうかがえます。
そそくさと準備を済ませ、出発。しばらく原っぱを歩きます。九重の坊ガツルのような光景。他所の山ではあまり見られない光景です。
トイレ小屋を過ぎ、一登りで合野越。ここからつづら折れに標高を上げていきます。斜度はゆるいもののダラダラと登るつづら折れ、結構苦手ですが1,200mを越えたあたりから展望が開けてきます。九重や祖母山など九州を代表する山々が一望のもとに！
力を得てマタエ到着。相似峰である由布岳、東峰と西峰の鞍部です。由布岳は豊後富士とも呼ばれ、日本各地にある「おらが富士」の一座です。
さて先ずは西峰へ。なかなか手ごわいクサリ場！15分くらいで山頂ですが北アルプスの岩場のような気分を味わえました。西峰からはお鉢廻りへ！これまでの整備された登山道よりやや困難な道となります。草をかき分け前進！登るのは登れるけれどどっち行ったらいいの？となる岩場に苦戦。登山口に「お鉢廻りは充分注意して下さい！」と書いてあるだけのことはあります。
どうにかこうにか東峰到着。登山口から３時間くらいですが結構な充実感があります。のんびりと展望を楽しみ、行動食の柿の種（ゆず塩味）をポリポリ。曇り気味でしたが九重方面など見渡すことが出来ました。
下山中久しぶりにシカを見ました。目が合ったとたん逃げられましたが。

下山後の温泉も充実している由布岳、北アルプスの岩稜を目指す方にもトレーニングになるのではないでしょうか。