北アルプス表銀座　燕~大天井~常念~蝶

大天井に行ったことがなく、雄大な穂高連峰を望むべくちょっとタイトだけど1泊で燕～蝶まで行ってきました。

【7月27日】
穂高駅からバスで中房温泉へ。
梅雨明け発表があり、夏休みに入ったころなのでバス2台がぎゅうぎゅう。
なんとか座っていけました。
これが土日だと大変でしょうなぁ。

中房温泉から小雨。
レインウェアを着るべきか悩みどころ。
30分くらいしたら着ました。
樹林帯はまだいいが、木々が少なくなって稜線基調になってくると雨が邪魔くさい。
燕山荘ではしとしと降ってました。

燕山荘でちょっと早い昼食。
それぞれレトルトの親子丼・牛丼・豚丼。
冷えた体が温まります。

今回は雨だし、時間の余裕もないので燕岳はショートカット。
大天井を目指します。
ここらへんから、晴れ間がちらほら。
雲の隙間から裏銀座がちらほら。
雄大な景色はなかなか見えまへんなぁ。
稜線上ではコマクサや親子の雷鳥などがおりまして、かわいく癒される～。
写真パシャパシャしてて少し時間押しました。

大天井に着いた頃には随分天気回復。
一瞬槍穂が見えたような見えないような。
大天井は小屋もテント場も広々としてていい感じ。
ここに泊まって、夜に頂上から星を見て…なんてのもよござんすね。

常念岳までの道はなだらかで歩きやすく、晴れ晴れとした空を仰ぎながら最高でした。
ただ、8～9時間くらい歩いた最後の方だけあり、常念を前にしてへとへと。
常念の山容の記憶が朧げなのに加え、無駄にぬか喜びをしたくなかったので
「あれが常念だったかな、偽ピークであれを越えたら常念小屋じゃなかったかな」
とハードルを下げまくっていたら、結局それが常念岳。

疑ってすまん、常念。
雄大な常念の手前に常念小屋。
今夜はここにて1泊。
飯が出てくる！布団がある！最高！



【9月28日】
朝から雨。
あれれ～、昨夜は星がキレイだったんですけどね。

常念手前の登りってキツイですよね。
でも頂上は好き。
祠があって、頂上標があって、岩がごろごろしてて、適度に狭い。
頂上ぽさがある。

蝶ヶ岳までは岩場をゴリゴリ下る。
砂地基調で、「こりゃ走れるんじゃないの?」とトレランなら走ってまいそうなんだけど所々岩。
少し濡れてるし注意注意。


蝶までの道半ばを過ぎると樹林が多く、木々の雨摘が顔にびしゃびしゃ当たる。
洗顔クリームぬっとけば、顔が洗えて時短できますね。

蝶ヶ岳ヒュッテに着いた頃にはまぁまぁ晴れ
でも穂高・裏銀座の山々はギリギリ見えませんのよね。残念。
ヒュッテの方に聞いたところ、梅雨がやっとあけ、今日からお客さんが増え土日は満室。
8月に向けてますます忙しとのこと。
天気は残念だったけど、この日でよかったかな。

三俣まではサクサクサクサク。
駐車場を目の前にして、なぜかラン。
友人2人の隠された脚力に呆然としてる間に、先を越され5分後くらいに三股駐車場フィニッシュ。

充実感のある楽しい山行でした。
気兼ねのない友人との山はやっぱり楽しいですね。



【レイヤリング】
　ファイントラック　スキンメッシュ
　半袖化繊シャツ
　長ズボン
　雨天時は＋レインウェア
【アクセス】
　中房温泉　穂高駅5時発バス中房温泉行1時間弱
　三俣～穂高駅はバスなし　タクシー利用で穂高駅まで。
【温泉など】
　明科温泉長峰荘
　穂高駅から車で6.9km　14分
　日帰り温泉可　眺め良