立山 雄山~立山黒部アルペンルート開通

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投稿者
酒井 健
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日程
2018年04月17日 (火)~
メンバー
天候
曇り時々晴れ
コースタイム
室堂<65分>一ノ越<70分>山頂<55分>一ノ越<40分>室堂
コース状況
竹竿設置は室堂山荘まででした。視界不良時はルートを見失わないよう注意が必要です。

朝早くは雪が締まってかなりのアイスバーン。日中は気温があがりグズグズの雪になります。
朝一で歩く浄土山のトラバースは滑落に注意してください。
一ノ越山荘から山頂まではとにかく岩と雪、氷のミックスになります。滑落やアイゼンの引っ掛け、また落石や自身が石を落とさないよう注意してください。
難易度
Google Map
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感想コメント

4月16日に立山黒部アルペンルートが開通し早速行ってみました。

観光名所で有名な【雪の大谷ウォーク】シーズンは大変な混雑が予想されるのでかなり早起きして出発。切符販売開始時間の1時間前から並んでいる方々も、、、我々もとっとと準備を済ませて並ぶも始発のケーブルカーには乗れず2番目の便に。1時間以上待つ場合もあるらしいので全然OKでしょう。

たどり着いた室堂は一面銀世界!(あたりまえか)
朝一は雪がかなり締まっていました。遠く見える立山はと岩が黒く露出していてそれほど雪は付いていないようです。というか陽の光に反射してピカピカ。雪というより氷な感じでした。室堂山荘までは竹竿が設置されていましたがその先はまだでした。設置されるまでは視界不良時の道迷いに注意が必要です。一ノ越山荘まではアイゼンとストックで登りました。まだまだシーズン初めとあってトレースがしっかり付いておらず浄土山のトラバースでは幅が片足分ぐらいなところも。その上雪面はハードバーン。かなり歩きずらく足の裏が痛くなって疲れました。目の前ではスキーヤーがなすすべもなく滑り落ちていました。(途中で滑落は止まります)

一ノ越山荘からはピッケルに持ち替え。
室堂で見ていた以上に岩が露出していて一見アイゼンは逆に邪魔じゃないかと思いましたがとんでもない。ガチガチに凍った斜面が次々に現れてピッケルとアイゼンの爪を駆使して登りました。一ノ越から山頂まではどこでも登れるようなルートなのでしっかり見極めて慎重に登ります。

たどり着いた山頂からは予報に反して360度の大展望が望めました。遠く槍ヶ岳も見えます。もちろん剱岳も。開通したばかりの上から見るアルペンルートもなかなかです。

下りでは気温が上がってきたため氷も溶け雪もグズグズになっていました。ルートをしっかり見極めてアイゼンを岩に引っ掛けて転ばないよう登りより慎重に下ります。でも山荘手前は格好の滑り台ゾーン。尻セードで一気に滑り降ります。一ノ越からも尻セードを多用してトラーバースへ。グズグズになった雪は行きより歩きずらくアイゼンを効かせるように足裏に力が入りかなり疲れました。

せっかくなので帰りに雪の大谷へ。現在の最高点は17m。高い!!バスが通るとより高さが際立ちました。しかしここは日本か?!というほど海外の観光客であふれかえっていました。日本語かむばーーーーっく。

フォトギャラリー

発売開始前から並んでます

遠く見える立山はかなり岩が露出しています

室堂山荘まではこの竹竿が設置

細いトレース

おおーーっ 斜面がテラテラ

ほとんど幅の無いトラバース

山荘直下の登り

一乗越山荘からは岩が剥き出しになってきます

ピッケルとアイゼンを駆使して

ふと振り返ると、、、

山頂の社務所が見えてきました

到着!

遠く槍ヶ岳も

鳥居がすっぽり埋まっています

剱岳!

雪の大谷 最高地点17m

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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