「龍宮」三段 2か月間の修行の末に!
- 投稿者
-
柏野 岳陽
センタープラザ神戸本店
- 日程
- 2019年03月02日 (土)~2019年03月02日 (土)
- メンバー
- 柏野 岳陽
- 天候
- 曇り
- コースタイム
- アプローチの降り口から各岩徒歩3分から20分
- コース状況
- 天気:曇り 気温:12℃~16℃(日中)
晴れると日当たりがいいので日中は暑いです。
つるつるとした岩の上を歩くので滑りにくいシューズがお勧め。
雨が降った後や、濡れているところはとても滑りやすいので注意が必要です。
- 難易度
感想コメント
今回訪れたのは仁淀ボルダーの黒川エリア。そして私の目的はここの主のような存在の「龍宮」三段です。
とても大きな岩ですが、引いてあるラインは「龍宮」三段の1本のみ。1月に初めて見たときから一目惚れです。そして、1月からひたすらこの日まで約2ヶ月間、一人で通い打ち込み続けました。
あまりにも厳しく長い闘いとなったので、私はこの岩を龍宮先生と呼ぶようになりました。
---今回登れた課題---
・「龍宮」三段 完登
〈感想〉
この岩に関して全く情報が無いため、1から少しずつムーブを作りました。 2手目を止めるのがまず最初に難しく、止まったと思ったら次は3手目が厳しく、このように一手進んでは次の手を探って落ちてをひたすら繰り返しました。
どこまで行っても核心で、上部もリップ直前もなかなかハードでした。
日に日に手が進み以前苦しんでいた所が楽にこなせるようになり、勝負所がどんどん高いところになっていき、日を追う毎に強度が増しました。
そしてこの日ようやく龍宮の上に立つことができました。嬉しさや喜びを通り越して、身体がすうーっと軽くなるのを感じました。恐らく2ヶ月間の熱い思いやプレッシャーから解き放たれた瞬間だったのだと思います。
2か月の間に諦めそうになったときもありましたが、最後の最後まで自分らしく岩と向き合うことができました。
そして龍宮先生が私を次のレベルへと引き上げてくれた気がします。また、初登者と全く同じ条件で1からこの岩を楽しむことができてとてもいい経験になりました。
~龍宮先生から授かった言葉~
「今日の限界は、明日のあたりまえ!」
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