石狩岳・音更川二十一の沢左股沢:今年の沢納め!

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投稿者
小山田 隆博
日程
2019年09月26日 (木)~2019年09月27日 (金)
メンバー
小山田
他 2名
天候
晴れ
コースタイム
一日目
シュナイダーコース登山口(2h)直登谷出合いC1
二日目:直登谷遡行~本谷下降
C1()(4h)石狩岳(0.5h)1924m手前下降点(2h)C1(1.5h)登山口
コース状況
直登谷手前までは二つほど直答できない滝が出てきますがいずれも左岸から巻くことができます。一部大きく崩れ沢全体が流木と土砂に埋もれてますが、他は川原でどこでもテン場として使えます。
○直登谷
 出合いの大滝を高まくといきなりゴルジュが始まりきわどい高巻きが始まります。全体的に水量は多くないですが脆い岩盤上の渓相で傾斜も強く手強い滝が多いです。また雪渓が残ることも多くその処理もポイントとなるでしょう。藪こぎはほとんどないのは楽です。やや上級者向けの沢。
○本谷
 雪渓が無いと容易な沢。上部はガレが大半で遡行価値は低め。
難易度
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感想コメント

今シーズン最後の沢として東大雪の石狩岳に突き上げる『音更川二十一の沢』へ行ってきました。道中の車窓から見える黒岳などの表大雪の山々は上の方は白くなっており、いかにも寒そう。この時期に沢に行く人は少ないか。

 初日は直登谷出合いまでで楽な行程。途中で山肌が大きく崩れ沢が土砂と流木で大きく埋まっており驚きました。以前はこんなになっていたなかったので最近の台風の影響でしょうか。直登谷との出合いはロケーションも良くなかなかおすすめのテン場です。
 朝は冷え込みかなり寒かったです。寒さに震えながら焚き火を熾しました。二日目のスタートは出合いの直瀑を大きく高巻いてからスタート。高巻きが終わるとすぐに核心部。いきなり微妙なバランスが必要なトラバースから始まり、深いゴルジュの中に滝が連続してきます。水量が少ないこともあり圧倒的な難しさはないものの脆い岩や草付きに手ごわい箇所も多かったです。1600m位から渓相も穏やかになり上手く地図読みをして稜線に出ました。頂上まで5分ほどで到着。少し風はありましたがそれほど寒くもなく東大雪の山並みを堪能しました。
 下りは1924m近くのコルまで稜線を歩いてから本谷を下降しました。上部は大きくガレており途中からはいくつか滝も出て深いゴルジュ地形もありますが、さほど問題になる箇所もなく1回だけハーケンを打って懸垂下降しただけであっさりとテン場まで戻れました。テン場の荷物を回収し予定よりもだいぶ早めに下山しました。
 予想よりも時間もかからず、あっさりとした感じはありましたが直登谷はやはりなかなか難しかったです。ロープはそんなに出しませんでしたが、パーティメンバーによっては時間がかかると思います。東大雪の沢 北海道の短い沢シーズンもそろそろ終わり。
 北海道の短い沢シーズンもそろそろ終わりです。今シーズンはそこそこ登れたかとは思いますが目標のルートには手をつけれませんでした。それは来シーズンの課題となりそうです。
 

フォトギャラリー

二日目のスタートは快晴!

登山口からは石狩岳が見えます

初日は川原が大半

これは踏み跡がついた高巻き

テン場です。タープは沢にはもってこいですね

二日目はすぐに核心部

大きな滝はありませんが・・

なかなか手ごわい!

雪渓も出てきました

雪渓脇から滝を登ります。

上部は岩盤状です

滝が続きます

傾斜が強く侮れない

慎重に登ります

稜線が近づいてきました

振り返ると絶景!

表大雪は早くも積雪があります

頂上!余裕だった?

下りはあっさり。。。

紅葉も綺麗でした

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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