城山(荒木城跡)~燈明寺山 / 丹波篠山
- 投稿者
-
上田 哲也
グランフロント大阪店
- 日程
- 2020年03月30日 (月)~2020年03月30日 (月)
- メンバー
- グランフロント大阪店:上田
- 天候
- 曇り
- コースタイム
- バス停・細工所~5分~荒木城跡・登山口~35分~荒木城跡・城山(404m)~40分~幡路城跡~20分~燈明寺山(461m)~15分~燈明寺~60分~荒木城跡・城山
- コース状況
- 荒木城跡の手前の滑りやすい急斜面に鎖やロープが設置されています。
水場:なし
WC:なし
- 難易度
感想コメント
兵庫県丹波篠山市に城山から燈明寺山へ行ってみました。
城山には戦国時代に波多野家に仕えた荒木氏綱の居城であった荒木城があった事で知られていますが、織田信長の命による丹波侵攻の際には、明智光秀の軍勢を何度も撃退したと言われています。その戦いぶりから「荒木鬼」と呼ばれた荒木氏綱でしたが、二度目の丹波侵攻の際には明智軍に降伏し、城は落城しています。
細工所から出発。道の脇に「荒木城跡」の幟が立っており、これを追っていけば登山口にたどり着きます。最初の急斜面を登り切ると、役行者を祭る祠と木の鳥居あり。この付近の村々は合併前までは「村雲」と呼ばれていましたが、その歴史は古く奈良時代以前は「草上里(くさのかみのさと)」と呼ばれていたといい、今でも山の北側には「草ノ上」の地名が残されています
鳥居をくぐり斜面を登って行くと祠があり、堀切らしき城郭構造が残されています。この辺りは「細工所砦」と呼ばれ、城攻めの際に前哨拠点が築かれた所とも言われています。道なりに登って行くと、右手に段々状の曲輪が複数あり。山頂近くになると登山道の傾斜は非常に険しくなり、雨上がりなどは設置している鎖とロープを使った方が良さそうです。
40分ほどで山頂の荒木城跡に到着。気温10度で肌寒い。山頂は西方向の展望が良く、明智光秀と戦った波多野氏の最後の拠点・八上城跡のある高城山も望めます。北西方向と南東方向に、複数の曲輪や土橋が残っていました。荒木城を出ると、南下して幡路城跡へ。道なりに下って行くと、左手から幅広い古道と合流。この古道を登り返して東に進むと幡路城跡のある尾根に合流。この尾根を下ると幡路城跡に出ますが、途中に土橋らしきものがあるだけで、城郭遺構は確認できず。
古道に戻ると北東へ進み、燈明寺山へ。山頂は展望なし、標識なし。山頂から東に進むと、「丹波山上」の燈明寺に到着。不動明王や、剣に龍が巻きついた倶利伽羅不動の石像などがありました。帰路は同ルートを戻って下山しました。
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。