東海　花の山㊿　西山と鳩吹山～ヒカゲツツジとニリンソウ

鳩吹山（はとふきやま/はとぶきやま・313ｍ）は四季を通じて折々の山の様子を楽しみながら山頂に達することができ、180度の展望が開けます。眼下には日本ライン・木曽川や可児市や美濃加茂市の町並み、さらに遠く中央アルプスや御嶽山などが遠望でき、雄大なパノラマが楽しめる人気の山です。
鳩吹山といえば、カタクリですが、こちらは数日前に見頃は過ぎています。
しかし、今日の目的のは西山のヒカゲツツジです。
西山（にしやま・340ｍ）は正式には両見山で、尾張・美濃の両方が見えることが由来で、三角点はありますが展望はありません。鳩吹山からは北廻り遊歩道で通じ、ぐるっと周回する人が多い。
露岩混じりの岩が多く、春先はヒカゲツツジがあちこちで咲いています。今日も昼から仕事ですので、時間短縮の為、名鉄善師野駅から直接、石原登山口へ歩きました。途中の大洞池は急に現れ、なんとも神秘的な青い池でひっそりしています。東海自然歩道コースなので道標もしっかりしていますが、石原登山口の名前はなく、分岐も多いため、地図を見ながら進みました。縦走路に入りしばらくはミツバツツジでしたが、いよいよ西山への登りが始まる頃、木曽川側の斜面にまるで黄色のジュータンのようにヒカゲツツジが咲き乱れていました。西山山頂や鳩吹山にも咲いていましたが、この西山へ上がる箇所がもっと素晴らしく、ちょうど見頃でした。以前は北廻りルートで鳩吹山へ進みましたので、今度は逆の西山コースで鳩吹山へ進みました。こちらは下りがメインでアップダウンの北廻りコースよりは楽に感じました。カタクリの終わった鳩吹山は平日ということもあり、人が少なめでした。時間があったのでカタクリ群生地にも寄って、萎れていない花を探しては撮影はしてすぐに退散。そして、今日のもう一つの目的のニリンソウを見に進みました。ちょうど日があたりかけてきたので、期待しましたが、手前は閉じたまま、奥はきれいに開いている花が多かったです。こちらは見頃を迎えていますが、こちらまで回ってこないのでしょう、全く静かでした。始めてきましたが、なかなかの群生で、寄り道してよかったです。