美濃の手頃な低山　野一色権現山からの金華山へ

金華山（きんかざん・329ｍ）は岐阜市中央にあり、岐阜城があることからシンボル的な存在。かつては、稲葉山と呼ばれ、戦国時代には歴史の表舞台にたびたび登場しました。今では金華山ロープウェイがあり、山頂にはレストランなどもありますが、中心部にも関わらず天然林が9割と自然が残されていて、登山道も10本あり、毎日、登山者が見られます。
金華山は今年に入って3回目で残った野一色権現山からのコースと七曲道を制覇すべく、仕事帰りに向かいます。野一色地区はイオンモール各務原店から見えているのでとても近いですが、公共交通機関となれば結局、岐阜まで戻ってバスに乗るか、手力駅あたりから歩いて行くかということですが、時間もないのでタクシーで直接、向かいました。
白山神社～金華山～岐阜公園はコースタイム4時間くらいなので3時間を想定。白山神社から真上の野一色権現山に登るのですが、クネクネ急坂で標高200ｍ級なので一汗という所、山頂からは雲一つないパノラマが広がり、イオンモール各務原店も見えます。次の洞山まで一旦、下ってからの登り返しが本日で最も苦しいと感じました。洞山からは目的地の金華山が見えましたが、まだまだ遠いです。ここから樹林帯の中の稜線を進み、途中からは岩戸峠までトラバース道で足取りが早くなり、だいぶ時間が稼げました。しばらく展望がなかったので、鷹巣山まであがると、金華山は目前になりました。初回に岩戸公園に下山した際に鷹巣山はゴツゴツした山だなと感じていましたが、実際、通過するとそうでもなく、見えていた岩場は山頂より下部の部分。ここから岩戸公園よりに下って行き、妙見峠からくる登山道と合流すると登り返しで妙見峠へ。さすがに日も陰ってきて暗い樹林帯です。
妙見峠から先は見覚えのある東山コース。前は下ってきましたが、登りとなるとなかなかしんどい。西日がさしてきた金華山はなんとなく光った感じで印象的。目標時間より30分以上短縮でき、金華山へ。16時をまわったこの時間ですが、まだまだ人がいます。なかなか汗もかきながらの縦走ですが、自動販売機で買った炭酸ジュースは一気飲みでしばし、クールダウン。金華山からは最後に残った七曲コースで下山。金華山へのこのコースはほぼコンクリ道で最も優しいコースなのでしょう。考えてみれば、最初の馬の背、次の七曲と岩場が多いなと思っていましたが、ここが最も観光的なコースでした。