北アルプス 奥穂高岳-西穂高岳縦走 2日目

・奥穂-西穂
・1泊2日テント
・涸沢の紅葉
ということでこのルートになりました。
岩場が多いので荷物の軽量化をしましたが、これが成功だったのか失敗だったのか…

2日目の行動中は基本以下。
上：メリノウール150長袖＋フーディニジャケット(パタゴニア)＋化繊ジャケット(マムート )
下：ドライレイヤーベーシックボクサー(ファイントラック)＋アルパインライトパンツ(ザ・ノースフェイス)

2日目
朝4時に起き、5時出発の予定が寒くて寝袋から出られず、蟹汁＋親子丼を食べて身体を暖め、なんとかテントを撤収。
寒くて寝られず寝返りを打ちまくってたのが嘘のように体調はなぜか万全。
5時半に穂高岳山荘を出発。ヘッドライトを点けましたが陽が出てきたのですぐに不要に。
奥穂高岳山頂からは雲海から上がるご来光、槍ヶ岳やその先の黒部の山々が見えました。

奥穂高岳から西穂高岳までが危険なルート。山と高原地図だと破線になっています。この日は、結果的には岩が乾いていて風も強くなかったのでコンディションは良かったです。
上高地発のバスは15時出発予定。時間がギリギリなので気を付けて急ぎ気味で歩きました。

馬の背は尾根通しに進み、ロバの耳を越えて、ジャンダルムに登るつもりが取り付きが分かりません。諦めて先に進もうと思い、ふとジャンダルムを振り返ると、『←ジャン』の文字発見！西穂側から岐阜県側に回り込むのね。矢印の方に進むとペンキマークがしっかりあり導いてくれます。山頂では天使が迎えてくれました。

この後はあまり覚えてないのですが、間ノ岳周辺がガレ場で落石に注意しました。夏の人が多い季節だと怖いですね。
この日は、奥穂から西穂を歩く人は自分含め3人程度。逆から歩いてくる人はいませんでした。
帰りのバスの時間に余裕があることが分かり、「そういえば西穂山荘の名物西穂ラーメンあったなぁ」と考えた瞬間からお腹が減り、思考がラーメンに占領されました。

西穂高岳山頂から危険な所は一気に少なくなり、人が一気に多くなりました。風が弱くなってきたので化繊ジャケットを脱ぎました。
そしてラーメンパワーを発揮して西穂山荘に10時過ぎに到着。喫茶の営業時間が9時-14時を確認後、味噌ラーメンを発注。うまい！周りに人がいたので心の中で柏手を叩きました。疲れた身体に味噌の芳潤な塩分が染み渡ります。

西穂山荘から上高地までの登山道は、よく整備されていて非常に歩きやすく気持ち良いです。
12時半頃、上高地に到着。観光客で賑わっています。たった1泊2日ですが久々に下界に帰ってきたという感じがします。上を見上げると穂高の稜線はすでに雲の中。