小樽赤岩クライミング (東の大壁・観音岩)

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投稿者
石渡 健一
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日程
2021年09月03日 (金)~2021年09月03日 (金)
メンバー
GR札幌 石渡
好日山荘札幌 小山田
天候
晴れ
コースタイム
赤岩峠駐車場⇒東の大壁(懸垂下降ポイント):約15分
赤岩駐車場⇒観音岩:約5分
コース状況
東の大壁:ルート取り付きまで2回の懸垂下降が必要。浮石が多く落石注意。残置のハーケンあり。カムもあった方がいい。海がきれいで開放感がすごい。正午過ぎから直射日光があたり暑い。
観音岩:取り付きまではザレた急坂を徒歩で。木が茂っていて日が当たらず涼しい。

賢いカラスが荷物をあさるので、地面にデポする際は石を上においてチャックを開けられないようにしておく。荷物自体を木にぶら下げておくのも効果的らしい。
難易度
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感想コメント

快晴の小樽赤岩に49店の小山田店長と行ってきました。
札幌からのアクセスが非常によく駐車場もあるのでとても人気の岩場です。

赤岩の自然遊歩道も整備されていて、クライマーだけでなくハイキングの方や観光の方も訪れるスポットです。
小樽赤岩を訪れるクライマーもスタイルが様々で、高難度スポートルートを打ち込む方やボルダリングを楽しむ方、マルチピッチでロープワークを練習する方や冬のミックスクライミングの練習でアイゼントレーニングをされる方もいるそうです。

今回行ったエリアは「東の大壁」というフリーのマルチピッチルートがいくつもあるエリアです。駐車場から東に遊歩道を歩いて15分程度でエリアの岩頭につきます。

登ったのは「佐藤ルート」、「bクラック」、「小林ルート」の3本。
どのルートも岩頭から2回の懸垂下降で取り付きにおりてからスタート。

食料などの荷物は岩頭にデポ。
カラスにいたずらされないように落ちてた石を上においてチャックを開けられないようにします。

懸垂下降⇒ルートを登る⇒岩頭で休憩⇒懸垂下降⇒ルートを登る⇒岩頭で休憩
という感じで計3回懸垂下降をしました。

パーティによっては懸垂下降用のロープを別で持参し終了点にフィックスしておいて効率よくルートを回るという方法をとっている方もいるそうです。
たしかに、懸垂のたびにロープをセットしなおす手間は省けそうです。

どのルートも終了点には頑丈そうなケミカルアンカーが打ってあり安心感がありましたが、ルート上にある残置ハーケンやハンガーボルト、リングボルトはどれも見るからに古びていて歴史を感じます。海沿いなのでおそらく腐食しやすく、(たぶん大丈夫なんだろうけど)激落ちしたら簡単に千切れそうな見た目のものが多いです。

残置が無い場所ではクラックにカムをセットして支点をとります。
ばっちり効いていれば錆びた残置支点よりも安心感がありますね。

ルート上の岩はほとんどは安定していましたが、場所によってはグラついていたり、剥がれそうだったりしているので、そのあたりの見極めもテクニックとして重要な気がしました。

同行の小山田さんは赤岩マルチ経験値が高く、残置支点や岩の状態に対する見極めに余裕がありましたが、自分はリードしていて恐ろしい箇所が多々ありました。

落ちることは無さそうなんだけど、、、これ大丈夫か?という感じで、岩の剥離やスリップなどで不意落ちしないように慎重に登りました。

クラックに手や指を突っ込んで豪快に登るところもあって面白かったです。

なかでも、奮闘的なムーブが出てくる「小林ルート」が印象的でした。


海沿いで高度感・開放感があり、天気も良くて最高のエリアです。
真っ青な海は必見!!

もう一つのエリアは「観音岩」エリア。
駐車場から近く、日も陰っているのでクールダウンにちょうど良かったです。
チムニーから始まり、きれいなクラックをたどるリッジルートをリードしました。

バランスをとるのが若干難しい楽しいルートでした。
登り切った抜け口に大きな蛇がいてビックリしましたが、それは抜け殻でした。


札幌からのアクセスが良く、高度感のあるマルチピッチが楽しめる貴重なエリアだと思います。
今回行った岩以外にも多くのルートがあるのでまた次回チャレンジしに来たいと思います。

フォトギャラリー

青い海!すごい!

最高のロケーション

窓岩

直射日光が暑い!!

岩頭で休憩

陰っていれば涼しい

岩頭で休憩②

木に吊るしてカラス対策

ヘビ!!!

ぬけがらでした

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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