北アルプス 唐松岳山頂踏めず敗退

このエントリーをはてなブックマークに追加
投稿者
佐藤 有朋
松本パルコ店 店舗詳細をみる
日程
2022年02月24日 (木)~2022年02月24日 (木)
メンバー
単独
天候
晴れ
コースタイム
八方尾根スキー場レストハウス-(25分)-八方池山荘-(180分)-2379m付近-(90分)-八方池山荘
コース状況
積雪量多くトレース無し。晴天ではあるが風強く10:30頃まで八方池山荘までのグラートクワッドリフトが動かない状態。
難易度
Google Map
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

予定していた冬季バリエーションの北アルプス西穂高岳西尾根が友人の都合により中止になり一人で行ける雪山は何処かと考えた結果唐松岳を選択。
パッキングしていたテント泊重装備のザックを解体して日帰り雪山の荷物に変更していざ白馬八方尾根へ!!

天気予報は良好。ゲレンデリフトを使って八方池山荘までと思っていたら最後のクワッドグラートが風の影響で動いてない。
スタッフの方曰く、山荘付近は風速20mを越えているので状態が好転したら動くとの事。
前回来た時も天候不良で動いてなかったのを思い出し、とりあえずレストハウスで待つ事にしました。
9:00になって動かない。9:30になっても動かない。次は10:00に判断するとスタッフの方に教えてもらい、リフトで山荘まで行くのを諦めスノーシューを準備して山荘までの高低差200mは歩く事にしました。

スキー場スタッフから【歩くのであれば自己責任で、リフトの下には入らないように】と注意を聞き山頂を目指します。
トレースは無し。小屋の宿泊者で先行者がいる様子も無し。広い尾根だから先が見えないと進む方向がわかりずらい。ケルンを頼りにスノーシューでガシガシ進みます。

そうこうしていると後方から登山者が進んできます。
リフトが動き出しボーダーやスキーヤーも登って来ます。

登山者グループの先頭集団は6名で先頭を交代してラッセルします。
膝程度のラッセルなら問題ないが、吹き溜まりの傾斜は太腿のラッセルになりスノーシューの私にはきついです。滑ってしまいうまくいかない。
ワカンを持参している人が1名いてスノーシューは私だけ。
他登山者はアイゼンでツボ足ラッセルですが思うようにスピードが上がらないのでどんどん時間が過ぎて行く。
もともとスタートが遅かったせいもあり丸山ケルンの登りでは自分合わせて3人だけになってました。

私もリフトの時間があるので悩んだ結果、引き返すことにしました。
2人に挨拶して下山開始。
下りは気持ちの良い陽気で新雪の上をスノーシューで下って行きます。
八方尾根スキー場やHAKUBA47、白馬のスキー場がたくさん見えます。
白馬三山も姿を見せました。そんな山々を感じながらスキー場へ下って行きます。

やはりここは3月以降の残雪期に来るのがおすすめだと思います。
天気が安定しない時期はリフトの運行時間や思った以上の積雪量で雪山道具が必要になり余計な時間がかかってしまいます。
来月以降残雪期登山にはおすすめです。

フォトギャラリー

ゲレンデを歩いて八方池山荘に到着。整備されたゲレンデは歩きやすかったです。スノーシューは必要ですけどね。

リフトが動き出したみたいです。後続が登って来ます。でも依然風は強めです。

目指す方向は風が強そうです。これから好転の予報なので信じて進みます。

ケルンの存在が嬉しいです。トレースが無く風で舞い上がった雪で先が見えないのでケルンを辿ってラッセルしていきます。膝程度の積雪量なので問題無し。

僕がバックカントリースノーボードをしていた時に滑った所を歩きながら思い出します。大岩のシュート。岩の間をすり抜けて登り返します。懐かしい。

スノーシューを持参しているのは私だけなので自動的に先頭にたってラッセル担当になります。

6人で先頭を代わる代わる交代してラッセル。太腿まで雪があるとスノーシューではきついです。今年は知らない人同士で力を合わせてラッセルする事が多いです。

出発時間が遅すぎた。下りのリフトの時間があるので一人、また一人と帰って行きます。どうしようか悩み中。

丸山の登りでタイムアップ。ノートレースではここから2時間はかかりそうです。最後に残ったのは2人だけ。残る人に声をかけて下山する事にしました。

下ってくると穏やかな陽気。最高です。誰もいない尾根歩きは気持ちが良い。動物の足跡を追っかけたりして遊びます。

自撮りもしてみた。

八方池山荘に到着。ここからリフトで下山です。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

この記事を見た人は次の記事も見ています

アクセスランキング

松本パルコ店 - 登山レポート

同難易度の登山レポート

  • スタートナビ
  • おとな女子登山部