水ヶ塚公園から登る富士山(宝永山経由御殿場・富士宮ルート) ゆっくり登山がオススメです。

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投稿者
大島
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日程
2022年07月20日 (水)~2022年07月21日 (木)
メンバー
天候
曇りのち晴れ
コースタイム
水ヶ塚公園(90分)須山口二合五勺御殿庭下(90分)須山口四合五勺・宝永第一火口縁(60分)宝永山(90分)御殿場口七号五勺わらじ荘(30分)富士宮口八合池田館(210分)山頂浅間大社奥宮(10分)剣ヶ峰(40分)久須志神社(35分)本八合目(30分)須走七合目太陽館(45分)砂払五合目(30分)須走口五合目
コース状況
・道は明瞭で案内も豊富。夜間はとくに見落とさないように。
・御殿場コースから富士宮コースにトラバースする道は案内一切なしのマイナーコース。
・山頂は2.6℃まで下がりました。
・時間帯は剣ヶ峰に限らず混雑する場所が多いです。野外ですがみなさんテンション上がって距離を取れていなかったりはしゃいだりなので 感染拡大もしていますのでマスクを忘れずに。
難易度
Google Map
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感想コメント

富士山へ行ってきました。
直前まで予報がよくなく朝になってからいい方向に!
それなら行くっきゃないと計画通り御殿場駅からバスで水ヶ塚公園へ。
※天気悪い時は沼津アルプスや村山古道下部を代案としていました。

東海道線と御殿場線を乗り継ぎ御殿場駅へ。
御殿場駅の近くで食事をしてから水ヶ塚公園行きのバスに乗車します。
約1時間 御殿場五合目まで1160円、水ヶ塚公園まで1190円。

水ヶ塚公園は富士宮口の乗換地となっていて大きな駐車場もあります。
ここから富士宮口にシャトルバスが出ていてます。確か往復2000円。

水ヶ塚公園で30分ほど休みながら登山準備。
トイレも済まして道路を渡った登山口から さぁ出発!
入山すると時間も遅いこともあり2組ほど下りの方が居たくらいでした。
深い森の中の道をゆっくり登山。途中、小休止を挟みながら宝永山まで4時間程かけて歩きました。

宝永山に着く頃に日が暮れて、しばらくすると雲も抜けて山頂までのシルエットが浮かび上がりました。
そのシルエットと小屋の明かり、時々揺らめく富士宮コースの登山者のライトを見ながら
のんびりと夕食をとり、休み再始動。御殿場コースは夜に登る人はほぼ居なく小屋も少ないことから真っ暗闇の登山道で足元と呼吸に気をつけながら、ゆっくり登山。

月は半月でしたが空には雲がなく月・星明りだけでも歩けるくらいに明るく
気持ちの良い夜間登山を楽しめました。

七合五勺のわらじ館・砂走館を過ぎ、富士宮コースにトラバースするマイナーコースに入ります。入り口には案内はなく地図を見て地形を見て判断します。約15分。

トラバースをしていくとブル道にでます。勢いでそのまま登っていきそうになりますがちょっと待って。富士宮・池田館へは一段下のブル道です。昼間は間違えないでしょうが夜間はご注意。

富士宮コースに入るとちらちらとヘッドライトの明かりがありましたが 追いつくことも追い抜くこともなく進んでいきますペースに気を付けて歩いていたのですが どうにも平衡感覚が取れなくなり途中、大休止を挟み富士宮頂上へ。深夜真っ只中。真っ暗です。浅間神社奥宮もしまっています。 この周辺で風の避けられる場所を探し、防寒装備を着込み、ツェルトにくるまってビバーク態勢で日の出まで待機。

さっむ…調べたら2.6℃…真冬や…
山頂待機するならダウンパンツは必須だったなぁ…
ケチって置いてくるんじゃなかった…。

3時くらいになるとガヤガヤと人の声が聞こえてきたので富士宮コースを見下ろすと
ヘッドライトの明かりが列を作りゆらり、ゆらりと登ってくるのが見えました。
そのままツェルトを片付けて剣ヶ峰に移動。
風を避けられる場所で日の出を待っていたのですが続々と集まり人が増えいき
狭い山頂は距離の取れない密状態な上にマスクをする人も少なかったので
夜明けの写真も撮れたし、何度も来ているので密を避けて移動をすることにしました。

吉田・須走コース山頂の久須志神社を目指して歩いていると伊豆ヶ岳辺りで太陽が顔を出してきました。太陽って暖かい。久須志神社の前に山口屋さんで豚汁食べて身体を温めてから久須志神社で木札を購入し下山をしました。

下山道は急で滑りやすい砂利道です。慣れていない方や体幹が弱い方はステーンとなりやすいので注意です。滑って仕方ないときは上側の足を横向きに下側の足を縦向きに。
ちょうど時計の3時を作るようにすると踏ん張りやすいかと思います。

須走砂走はグングンと降れて足も埋もれる火山礫のとっても急な下り坂。
なんだか以前より岩が増えて、砂が減り地面が固くなった気がします。
躓いたり、滑ると勢いがついている分、とんでもない転び方をしますので気を付けてください。

砂払い五合目吉野屋さんで砂走りが終わると苔のきれいな森を30分程で今回のゴール地点 須走五合目に到着。歩ききったー--。なかなか長かった。高山病は軽い吐き気と道中のめまい。気圧変化に弱いせいか無しとは行きませんでした。

須走五合目には茶屋が2件あってコケモモソフトや静岡抹茶ソフトなどのスイーツからきのこラーメン、カツ丼など食事も楽しめます。バス停は目の前なのでゆっくりと休めますね。
もちろんお土産も売っています〜。エコバックを持っていこう!
入らないから…と諦めるのはちょっともったいない?

そんなこんなで須山道、宝永山、御殿場、富士宮、吉田、須走とウネウネと渡り歩く贅沢ルートを満喫できました。楽しかった!

0泊2日の弾丸スタイルは天候不良時の対応や夜間の防寒対策などのスキルが求められます。一般的にはやはり1泊2日がオススメです。

◇今日の装備◇
重量:12kg 水3リットル、食事2食分、行動食

日帰り登山装備、防寒着、ツェルト、バーナー、クッカー

◇オススメ装備◇
スパッツ、トレッキングポール、夜間登る人はヘッドライト2個持ち。、保温ボトル

フォトギャラリー

富士山からの日の出

水ヶ塚公園。富士宮口へ行くときはここからシャトルバスに乗ります。

が、乗らなーい!今日は水ヶ塚公園から山頂を目指します。

三合五勺あたりで宝永山が見えてきました。

陽がある時間は半そででいい。

宝永山にはちょうど日没に到着。晩御飯。

雲が抜けて富士山のシルエットが浮かぶ。宝永山にて

夜間登るときは案内板を見落とさないように。

御殿場わらじ館 21時も過ぎると小屋は消灯なので静かにしましょう。

富士宮コース 八合目くらいから岩が多くなります。

山頂部に到着。風の避ける場所で待機。防寒着を着込んでてても寒い。

3時過ぎ。物音に気付くと富士宮コースをヘッドライトがゆらゆら列をなす。

剣が峰。山頂柱と夜明け。

平日、早朝。多くの人が山頂に。

剣が峰の最後の登りが意外と急。

久須志神社。吉田・須走コースはここに上がってくる。

下山。雲海を見ながら。

須走砂走。この状態をスパッツなしで行くとどうなるでしょう?

人が多かったり、晴れが続くと砂埃が酷いのでこんな感じにガードするのがオススメ。

須走五合目。菊屋さんのソフトクリーム。今日は静岡抹茶とバニラ。コーンの根元までみっちりと入っています。イイネ!

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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