高知県 稲叢山 1506m 氷瀑チェック

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投稿者
戸田 竜也
アミュプラザみやざき・やま館店 店舗詳細をみる
日程
2022年12月27日 (火)~2022年12月27日 (火)
メンバー
高知大丸店 戸田
友人1名
天候
晴れ
コースタイム
稲叢ダム駐車場→洞窟ルート→(170分)稲村山頂上→山頂小路ルート→(80分)稲叢ダム駐車場
コース状況
【登山口まで】
国道439号線から県道6号線に入り、瀬戸川沿いの林道に合流するまでは、ところどころに雪が残っているものの、速度を落とし、慎重に走ればスタッドレスタイヤでなくても問題ない程度。
瀬戸川渓谷から稲叢ダムまでの道は、ダムに近づくにつれて日陰部分の積雪が多くなり、最大で15cm程度積もっているところもありました。スタッドレスタイヤだけでは空転して進めなくなる可能性がある所もあったので、チェーンも携行した方が良いでしょう。

【登山口から】
冬ギアの適否は以下の通り。
・ワカン       ×
・スノーシュー    ×
・チェーンアイゼン  △
・6本爪アイゼン   ○
・10~12本爪アイゼン △
・ストック      ◎
・ピッケル      ○
・ショベル      ×
・ビーコン      ×
・プローブ      ×
◎→必須ないしないとかなり辛い
○→あるとだいぶ助かる
△→長所・短所が五分五分
×→不要ないしあるとかなり邪魔
積雪、凍結、勾配、地形などの現状を考慮するとこのような評価。
状況が変わればこの評価ももちろん変わります。

【気象】
稲叢ダム駐車場(標高1132m) 10:00時点 1℃ 無風
稲叢山頂上(標高1506m)   12:50時点 2℃ 無風

【服装】
トップ
・中厚ダウンジャケット
・ハードシェル
・薄手フリース
・150メリノウール長袖Tシャツ
・ドライナミックノースリーブ
ボトム
・200メリノウールタイツ
・厚手ソフトシェルパンツ
グローブ
・中厚ソフトシェルグローブ

気温が高く、雲一つない快晴、無風とこれ以上ないコンデションだったため、ハードシェル、ダウンジャケットは休憩中でも着ることはありませんでした。
ウールのタイツはなくても良かったと思いましたが、下半身は汗をたくさんかきませんので大きな問題はありませんでした。
グローブは、日陰で手を使って登るような場面が出てきた時には有用でしたが、着用して行動していると中で汗をかきました。インナーはもちろんなし。
もう少し薄手でもよかったですね。
バラクラバ(目出し帽)、レッグゲイターも携行していましたが出番はなし。

稲叢ダム駐車場のトイレは冬季は閉鎖されていて利用できません。
期間はどこにも掲示されていなかったので不明です。
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感想コメント

2回目の稲叢山。
高知の山の中では三嶺と並んでお気に入りです。
洞窟コースの途中にある大滝が冬季は凍ることが前回(3月中旬)登った時に判明したので、アイスクライミングを目的に、満を持して行ってきました。

4~5日前の強い冬型の気圧配置はすっかりゆるみ、天気がとにかく良く、快晴・無風。
気温も、氷点下になることはまずないと予報からわかっていたので、あまり期待ができません。
積雪もさほどでもなく、大滝まで苦労することなく到着・・・。

やはり登れる状態ではありませんでした。
結氷がゆるく、つながっていません。
水流が迸っています。
崩れたつららの束が滝下に積み上がっているのを見ると、数日前まではガチガチに凍っていたことが窺えました。
タイミングの問題ですね。

残念ですが、登攀具一式はトレーニングと思ってそのまま担いで稲叢山の頂上へ向かいました。
天気は最高。
普通に登っていても気持ちいい。
絶景の頂上でメスティンで蒸かした肉まんを頬ばり、次はいつ来れるか思いを馳せる。
そういう時間もいいものです。

フォトギャラリー

冬はつららだらけの稲叢山。

心配していた林道の積雪はこれくらい。

無事登山口まで着けました。

ここからお楽しみの洞窟コース。

つららが出てきて盛り上がります。

大きい。

気温が高くて滴ってました。

落ちてこないか心配。

実はアイスクライミングギア一式を担いでいます。

これが目当て。シャバシャバ過ぎて登れませんでした。

仕方なく稲叢山の頂上に向かいます。

積雪はこれくらい。20cmもない。

頂上。マイルドな積雪です。

相変わらずの絶景。石鎚山系も剣山系も見えます。

休憩は、

ファイントラック・ツェルト1を敷いてさらにサーマレスト・Zシートに座る。完璧。

ご飯は、プリムス・P-153ウルトラバーナーと、

トランギア・ラージメスティンで肉まんを蒸しました。最高。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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