観音峰 ガイド山行( 天川村 奈良県 )1347M
- 投稿者
-
木德 尚代
グランフロント大阪店
- 日程
- 2023年02月12日 (日)~2023年02月12日 (日)
- メンバー
- ガイドリーダー 木徳
サブガイド
お客様 21名 添乗員さん
- 天候
- 快晴
- コースタイム
- 登山口 10:15 ~ 展望台 ピーク にてアイゼン装着 観音峰 ~展望台 ~ 登山口 15:15
- コース状況
- 雪がかなり減っておりました。
アイゼントレーニングもあり 展望台過ぎで軽アイゼン装着
- 難易度
感想コメント
旅行会社主催の 雪山トレーニング 山行の ガイドリーダーをさせて頂きました。
数回に分けて、雪山歩きを学ぶ 実地山行です。
バスの中で、今回の行程での(本日は暑いので厚着しないなど)ウエアのㇾイアリングの説明、サングラス、ゴーグルの使分けの仕方(どちらも用意が必要です)
バラクラバ、雪の手袋などの小物の説明などをさせて頂きました。
気になった方は山行途中休憩にも見て頂きました。
朝は全体的に山が凍っていて少し滑りやすかったです。
すぐにはアイゼンを付けず、少し滑りやすい山道をダブルストックを使って歩く練習としてゆっくり登って頂きました。
山中の影の部分などは凍結している所もあり、常にどこを歩くか滑らない場所を選んで歩くことを意識して歩いていただきました。
必ず姿勢を立てる事。ストックを効かせて立てる。姿勢については何度もお声掛けして
フォローさせて頂きました。
休憩はこまめにとり、その間に普段抱いてる悩みなどなんでも質問コーナーを設けました。女性のお客様多く、普段から抱えている質問などお答えできたかな?と思います
展望台はパノラマ展望でした。目の前の稲村ヶ岳、山上ヶ岳 八経ヶ岳の弥山、素晴らしい展望でした。
少し登りも雪上歩行を練習致します。少し下る所でアイゼンを付けて頂きました。
冬山でのアイゼンが外れる原因の一つとして、まずアイゼンが履けていないことがあります。
慣れない方は装着を一緒にさせていただき装着の練習も致しました。
アイゼン歩行の歩き方をなんどもなんども丁寧に指示させて頂きました。
足裏全体でとらえる、爪全体を効くように歩く事、フラットフッテイング、ストックを効かせて体軸を立てる、など 雪山の歩き方も夏の歩き方も同じところもありますが雪の場合歩き方が雑では滑ります。下りの歩き方の指示を細目にさせていだだきました。
山頂にてお昼をとり、ピッケルに付いて説明させて頂きました。ピッケルの滑落停止スタイルなどさせていただきました。
確保用のスリング120cmの使い方などもレクチャーさせて頂きました。
実際フィールドで道具を使っての説明がお客様も分かりやすかったと言っていだだけました。
下りを丁寧に下り、途中でアイゼンを外す場所は設けましたが怖い方は最後まで付けていだだきました。
道具は自分が不安なら使ったらいいと自分は思っております。
自分が安全に下る為の道具です。その選択をする判断力を自分の体力でご自身で考えるとことも大事です。危険がある場合は全体の指示はさせて頂きます。
自分で自分の体力と道具を選択する判断力は山に必須の事です。お客様にも自分で考えて判断する能力をつけていただくそのトレーニングもさせていただきました。
疲れると雑になり、転んでしまう事もあります。
最後まで声掛けをして、丁寧に体軸を立てて歩くようにフォローさせていだだきました。
登山は体力温存に努めることが第一です。そのためには丁寧に歩く事、疲れた時こそ丁寧に今回お客様に一番伝えたかった事です。
下り姿勢が登りの時よりも美しい姿勢が維持できるようになっておりました。
雪山は日々変化します。1日中でも変化します。
山と話ながら歩く。
雪は本当に難しいと思います。
しっかり雪山力をコツコツ積み重ねていくことが
一番大事ですね。
いきなりのガイドリーダーでしたが、サブガイドのフォローも素晴らしく
雪は少ないものの、アイゼン歩行トレーニングできたように思います。
ただ皆様のアイゼンがドロドロでした。(笑)
今回来てよかったですのお声かけていただけるとガイド冥利につきますね。
お店に来られているお客様も多くまた機会ありましたら是非ご一緒させて頂きたいです。
素晴らしいフォローしていただいたアルパインでは先輩の西田ガイド、ベテラン添乗員様にも感謝です。
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・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。