三浦半島最後の秘境を行く。　堰谷戸川から登る大楠山　薮岩魂28

ずぅーと、地形図を見ていて気になっていた大楠山の前田川遊歩道から分岐するもう一本の沢。
ネットで情報を探しても5本程度で古いものしか出てこない。

気になるなー気になるなー。
と数年寝かしていたのですが　ちょっと行ってきました。

遡行時間自体は長くないので今日も子供を預けてからの入渓。

前田川の堰谷戸川出合からすぐで秘境感のある雰囲気。
出だしはブーツでも行けそうな感じでしたが
中盤からはかなり気を使う感じになるので
サクッと割り切ってフェルト靴がオススメです。

滝の数え方は人それぞれなのですが
私は本流はF3まで。右俣は無し。左俣は2本。計5本。
そんな印象です。
F1 2m
F2 樋状2×4m 腹くらいの釜あり。
F3 6m ヌメリ強い。初心者はロープアップ。
左俣
滑滝8m　ヌメリ強い。
3段滑滝 15×20m　ヌメリ強い。

それ以外は、ところどころ薮気味な小ゴーロ沢という感じです。
途中、フキノトウやクレソン、ニリンソウなど生えていたりして
春を感じられる里山の秘境でした。

脱渓は、右俣が楽だと思います。
左俣も3段滑滝を登ったら逃げればまだいいかもしれないのですが
水枯れまで詰めると濃い目の笹薮漕ぎになります。
ただ、その場合、大楠平のトイレ正面辺りに出ると思います。

個人的評価は、人気のない静かなルートで
春先に数年に一度なら訪れてもいいかなーと言う感じです。

大楠山の春の名物と言ったら河津桜と菜の花なのですが……
菜の花畑は荒れ地となっていました…

コロナ禍で人を集めないために刈られた菜の花。
それでも力強く咲き続けて去年くらいまではまだちょっと見られたのですが
今年もうさすがにダメそうです。子供も楽しみにしていたのですが残念。

河津桜は見頃でとてもキレイでした！

大楠山ビューハウスはしばらくお休みみたいで
展望台にも上がることができません。
展望を楽しみたいときは大楠平の展望台から見ると楽しめるでしょう。

帰りは阿部倉コースへ。正規のハイキングコースなので
よく整備されていて歩きやすいですがハイキングブーツがやっぱり楽チンでしょう。
登山口のトイレは今日もキレイに掃除されていて
周辺の樹木が少し伐採されて明るくなっていました。

帰り道はしょうぶ園方向へ。そこからさらに歩いて横須賀中央駅。
た～ぷり歩きました。

しょうぶ園からJR衣笠駅行きバスが出ています。
大楠山登山口バス停からは逗子葉山駅行きのバスもあります。
行きの前田橋まではバスの便が毎時ラッシュ時以外でも5本前後あります。

日帰りで秘境感のあるルートを楽しむことが出来た良い日でした。
そして、今日もよく齧れた…。肌出しちゃダメ。

今日の主な装備
靴
・サロモン　オデッセイミッド
・キャラバン　サワタビ
ザック
・バーグハウス　アルパイン30
ウェア
・ファイントラック　フラッドラッシュタイツ
・マウンテンイクイップメント　ショートパンツ
・バーグハウス　中厚長袖
・ファイントラック　ウォームTシャツ
・ファイントラック　ポリゴン2ジャケット
・マーモット　ゼロストームジャケット
・激安ナイロンプルオーバー(藪漕ぎ用）

その他
・グダー　サングラス
・山と高原地図　特別版三浦半島
・ジオグラフィカ(地図アプリ。ログも取れてメモもできる。)
・サレワ　TOXOヘルメット
・ロックエンパイヤ　スワミベルト
・SMC　エスケープエイト
・亀の子束子(苔磨くのに役立った)
・細引き　5mm10m、5mm15m
・スリングとカラビナ少々
・ソト　アミカス
・ソト　サーモライト
・マイルストーン　MS-G1
・Anker　モバイルバッテリー5600mA