幌尻岳 チロロ林道から日帰りハイキング
- 投稿者
-
石渡 健一
GRAVITY RESEARCH SAPPORO
- 日程
- 2023年07月05日 (水)~2023年07月05日 (水)
- メンバー
- GRサッポロ・・・イシワタ
好日山荘サッポロ・・・サイトウ
- 天候
- ☀☁
- コースタイム
- 【チロロ林道コース】
登り・・・10時間
下り・・・8時間
※標準コースタイム
※今回は日帰りで約12時間半かかりました。
- コース状況
- 序盤は3キロの林道歩き
登山道開始後は沢沿いに何度か渡渉あり。
増水時は注意。
稜線上は所々でハイマツ漕ぎ。
コース上に残雪はなし。
- 難易度
-
感想コメント
日高山脈の主峰「幌尻岳」に行ってきました。
今回はチロロ林道コースを日帰りでアタック。
急な登りや、ハイマツ漕ぎの稜線歩きに難儀しましたが無事に帰って来れました。
稜線歩きの途中、東側を見下ろすとそこにはヒグマが。
合計で7頭も観察することができました!!
さすが日高山脈。
すばらしい環境です。
今回は日帰りでしたが、テント泊で行くのが一般的らしいです。
こんなにたくさんヒグマが生息するエリアでテント泊は恐ろしいですが、機会があればやってみたいですね。
~渡渉と藪漕ぎについて~
①渡渉に関して
まず序盤の渡渉ですが、今回はローカットのシューズで問題ありませんでした。
岩や倒木をうまく渡っていけば、シューズが浸水するような箇所はありませんでした。
ただ、増水していたらこの状況は全く違うだろうと感じました。
その後の行動時間を考えると、ここで体を濡らしてしまう事は絶対に避けたいですね。
②藪漕ぎに関して
百名山ということもあり、息苦しくなるような強烈な藪漕ぎはありませんでしたが、油断しているとハイマツにやられます。
登りで体を押し返されたり、跳ね返りで腕や足が擦り切れたり、一番痛いのは根っこや切り株に足を強打する事。
さらに、ハイマツに隠れた岩に体をぶつけると悶絶して動けなくなります。
(同行のサイトウさんは膝を強打し倒れ込んでいました)
我々は過去のハイマツ漕ぎの経験から、こういう山に行く際は「サッカー用のすね当て」を装備するようにしています。
これである程度気にせずにハイマツの中を漕ぎ進むことができます。
帰りの登り返しで妨害してきたハイマツたちにはうんざりしましたが、、、
この2点は日高の山を登りにくくしている大きな要因だと思います。
これさえ耐えれば、どこまでも続く雄大な山々に囲まれた、日高山脈にしかない気持ちのいいハイキングが楽しめるはずです。
~お立ち寄りスポット~
道の駅 樹海ロード日高
~服装や装備について~
■ウェア上
・速乾性Tシャツ
・ハーフジップ長袖Tシャツ
・キャップ(カリマー)
・帽子止め
・防寒用ダウンベスト
■ウェア下
・トレッキングパンツ(マーモット)
・ソックス(サロモン)
・トレイルゲイター(サロモン)
■装備
・ウォーキングシューズ(シリオ「P.F.13-1」)
・バックパック35L
・雨具(バイレス)
・クマ鈴
・水3リットル(プラティパス)
・ヘッドライト(ブラックダイヤモンド「COSMO 350」)
・トレッキングポール(レキ)
・行動食
・救急セット
・エマージェンシーシート
■その他
・スポーツ飲料1リットル
・サッカー用すね当て
・双眼鏡
・クマスプレー
・爆竹
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。