宮崎県 比叡山 ニードル「左岩稜スーパー」と3峰「天国への階段」
- 投稿者
-
戸田 竜也
アミュプラザみやざき・やま館店
- 日程
- 2024年03月12日 (火)~2024年03月13日 (水)
- メンバー
- アミュプラザみやざき・やま館店 戸田
福岡天神大丸店 唐嶋
- 天候
- 1日目:曇り 2日目:晴れ
- コースタイム
- 【アクセス】
宮崎交通バス・高千穂地区
JR日豊本線・延岡駅→北方総合支所
乗車時間29分 16km
延岡市乗合タクシーさわやか号「北方線」片内・菅原線
北方町総合支所バス停→片内バス停
乗車時間30分 21km
片内バス停→比叡山駐車場
徒歩25分 1.9km
片内バス停→3峰取り付き
徒歩16分 1.2km
【コースタイム】
1日目
比叡山駐車場→(15分)ニードル取り付き→(160分)3P目終了点→(80分)比叡山駐車場
2日目
駐車スペース→(5分)3峰取り付き→(260分)4P目チムニー(90分)→駐車スペース
- コース状況
- 【ルートの概況】
①比叡山駐車場~ニードル取り付き
車道を少し歩いて山道に入り千畳敷へ。
千畳敷からはニードル方向を向いてやや左側から踏み跡を辿る。
ニードルの左側へと上がっていくはっきりとした踏み跡がつけられているので比較的わかりやすい。
②ニードル取り付き~3P目終了点(ニードル頂点)
草付きのないすっきりしたラインを登る。
③3P目終了点~比叡山駐車場
ニードルから15mほど懸垂下降してコルへ降り、そこから1峰向かって左側のガリー(強烈に狭い)へもう一度懸垂。2畳ほどの平らな岩のテラスに出たら右手方向へかすかな踏み跡を頼りに藪を進んで行くと比叡山の一般登山道へ合流する。
【気象】
比叡山駐車場(359m) 11:30時点 11℃ 5~6m/s
3P目終了点(560m) 14:10時点 10℃ 10~15m/s
【装備】
トップ
・マウンテンイクイップメント インサレーションジャケット
・アークテリクス スコーミッシュフーディー
・アイスブレーカー テックライトSSクルーK2クレスト
ボトム
・フーディニ リキッドロックパンツ
アプローチシューズ
・スポルティバ TX4GTX
クライミングシューズ
・5.10 クァンタムVCS
ザック
・ブルーアイス ドラゴンフライ25
風がかなり強く凌ぐ場所もなかったので防寒着まで全部着て登りましたがそれでも寒かったです。あとから知ったことですがニードルはいつも風が強いようで、完全に持ってくるものを失敗しました。
【トイレ】
比叡山駐車場にあります。
水洗・紙あり。
【駐車に関して】
比叡山駐車場を利用。
5~6台は停められます。
感想コメント
パートナーの唐嶋くんと予定を合わせていたものの、朝8:00ごろまで雨が降っていたので乾いている岩を探すところから。
比叡ボルダーはほぼ全滅だったため、吹きさらしで乾きの早そうな比叡マルチをやることにしました。
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【今回の課題】
1日目
『ニードル 左岩稜スーパー Ⅶ(5.10b) 6P』
1P目 Ⅵ(5.10a) 戸田リード OS
基本はスラブ。要所にガバがあって一息つける。
2P目 Ⅶ(5.10b) 戸田リード OS
出だしの小ハングが嫌らしく、花崗岩らしい小さいフットホールドを拾って登る。
ホールドはしっかり持てるものが多い。
3P目 Ⅴ-(5.9) 唐嶋リード OS
完全なボルトルートだとばかり思っていたらハンドサイズのクラックパートが出てきてボルトなし。念のためカムを持ってきていて助かりました。
ロープが流され、体がゆすられる強風。あまりの寒さのため、残りは割愛して降りることにしました。核心ピッチは堪能できたので良しとします。
ニードルからの懸垂下降では風に苦しめられ、コルからの懸垂下降ではガリーの狭さに閉口。グレードはともなく奮闘的なクライミングとなりました。
2日目
『3峰 天国への階段 5.11b 5P』
1P目 5.11b 戸田リード ×
核心がいくつもあり、2つ目のセクションでラインを間違えてフォール。
悔やまれます。時間があまりなかったのでRPはせずに次のピッチへ。
2P目 5.10a 唐嶋リード OS
短いピッチ。藪がやや気になる。
3P目 5.10b 戸田リード OS
出だしが藪のトラバースで、さらに小ハングの下を周りこむラインだったためロープの流れが極端に悪くなり、やむなく25mでピッチを切る。
シングルロープにしたことが仇となりました。
4P目 5.10a 唐嶋リード OS
露出感の強いカンテラインを登る。
やはり藪が少しうっとうしい。
5P目 5.10b 唐嶋リード ×
本来の4P目。ボルトがほぼなく、カムを利用して登るようですが、出だしからすぐ右上のチムニーの中が激しい藪でまともに進めず。
萎えて降りることにしました。
懸垂をするつもりはなかったのでシングルロープにしたのがここでも仇となり、懸垂を5回繰り返して取り付きへ。
1P目は40mあり、かつ途中に立木などがなかったためピッチ途中のボルトにカラビナ2つを残置して下降。
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2日目は風の影響が少なくなり比較的登りやすい気温でしたが、まだ時期には早いのかもしれません。
また来ます。
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