木曽駒ヶ岳バックカントリー

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2012年05月13日 (日)~2012年05月13日 (日)
メンバー
天候
快晴!
コースタイム
7:12 菅ノ台バスセンター→<バス>→7:50 しらび平 8:15→<ロープウェイ>→8:23 千畳敷 8:53→9:46 乗越浄土 9:54→10:10 中岳 10:12→10:43 木曽駒ケ岳頂上<お昼ご飯> 11:30→<滑走>→11:50 駒飼ノ池 11:55→12:33 乗越浄土 12:33→12:49 2911mピーク<お昼寝> 13:24→<滑走>→13:30 千畳敷 14:00→<ロープウェイ>→14:07 しらび平 14:10→<バス>→14:50 菅ノ台バスセンター
コース状況
全体的に雪は締まっていて歩きやすい。

■千畳敷~乗越浄土
八丁坂の急登はかなりキツイ。ピッケル、前爪ありのアイゼンは必携

■乗越浄土~中岳
特に危険箇所なし

■中岳~木曽駒ヶ岳頂上
中岳からの急な下りは雪が切れていてアイゼンだと慎重に行く必要あり

■木曽駒ヶ岳~駒飼ノ池<滑走>
頂上からドロップイン。
中岳の北側を滑走し、駒飼ノ池に向かいましたが、途中雪が少ない崖があり、ここは危険。
中岳からドロップインして駒飼ノ池へ滑り込むほうが楽しいと思われる。

■駒飼ノ池~乗越浄土
登り返し。それほど急な坂ではない。

■乗越浄土~2911ピーク
右手に南アルプスを眺めながら快適に歩ける。
鳥(イワヒバリ?)がかわいい

■2911ピーク~千畳敷<滑走>
広い斜面の快適な滑走。やや斜度が急です。
難易度
Google Map GPSファイル

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感想コメント

木曽駒ヶ岳にバックカントリースキーに行ってきました。
自分にとっては初の中央アルプス。

ロープウェイで標高2611mの千畳敷まで一気に登ると、そこは絶景でした。
一面真っ白な千畳敷とそそり立つ宝剣岳、そして、東側には南アルプスの連峰とその奥に富士山も頭を出しています。
労せずしてこれだけの景色を楽しめるところはなかなかないですね。

■千畳敷~乗越浄土
千畳敷から乗越浄土に向かって明らかに急な八丁坂が見えているので、ここはスキー担いで、アイゼン、ピッケルで出発。
快晴の休日なので登山者はたくさんいます。
雪山登山、スキーを担ぐ人、スノーボードを担ぐ人
雪はしっかり締まっていて歩きやすいです。
高度を上げていくと、宝剣岳がすぐ真横に迫ってきて迫力が感じられる。
暑いです。
ときどき振り返って、南アルプス連峰を眺めて癒される。
八丁坂の上部はかなり急なので滑落に注意。

■乗越浄土~中岳
乗越浄土を後にして中岳へ。
快適な稜線歩き。右手に駒飼ノ池に向かって快適な斜面が続いています。
中岳に登りきると、木曽駒ヶ岳山頂が見えます。
そして、雪をかぶった御嶽山も。きれいです。

■中岳~木曽駒ヶ岳頂上
中岳からは急な下り。
岩場でところどころ雪が切れているので、アイゼン歩きは注意が必要。
歯の間に石が挟まってしまって、取り外すのに苦労しました…
そして、木曽駒に向かって最後の登り。
山頂は風もなく穏やか。
そして絶景です。本当に360度の景色。
東は南アルプス、富士山、目を左へ向けていくと八ヶ岳、北アルプス、遠くには白山、目の前には乗鞍岳、御嶽山、空木岳など。

■木曽駒ヶ岳頂上~駒飼ノ池<滑走>
頂上でご飯を食べてから、お楽しみの滑走です。
一気に駒ヶ岳頂上山荘に向かって滑り込み、そこから冒険して中岳の北側の急斜面を駒飼ノ池へ。
これはけっこう怖かった…
滑る斜面を間違えましたね。途中、雪が切れていてスキーを外さざるをえなくなったりして難儀しました。
ここは上級者のエリアですね。
中岳に登り返して、そこから駒飼ノ池へ滑り込むほうが楽しいと思います。

■駒飼ノ池~乗越浄土<登り返し>
再びスキーを担いで浄土乗越へ登り返します。
だいぶ足が疲れてきたのでけっこうキツイ。

■乗越浄土~2911mピーク
乗越浄土から千畳敷に滑り込むための快適な斜面を探して2911mピークへ。
2911mピーク付近から雪が千畳敷へ続いています。
上級者っぽい人はさらに先へ進んでいますね。
2911mピークの岩場で荷物を下ろして、ゆったり南アルプスと富士山を眺める。
日ざしも降り注いでポカポカ。
岩の上でちょっとお昼寝してしまいました。
岩が太陽の熱で温められていて、ポカポカして気持ちいいんです。

■2911mピーク~千畳敷<滑走>
名残惜しいですが、千畳敷に向かって最後の滑り込みです。
やや急な斜面ですが、南アルプスを見ながら快適に滑れます。
気持ちいい~
これがあるから山スキーはやめられないね。
あっという間に千畳敷に到着。
千畳敷ではアルプホルンの演奏をやってました。

木曽駒ヶ岳は標高差は小さいですが、快適な斜面が多くてコースが豊富ですね。
一日ではもったいないです。
何度も登り返して滑りたい。

菅ノ台の駐車場まで神戸から350km。
順調に行けば4時間ほど。ギリギリ日帰り圏内。
6月上旬まではまだ雪が残っていそう。
今年、もう1回行きたいね。

フォトギャラリー

ロープウェイで標高2611m、千畳敷へ一気にワープ!絶景です。この景色を見ただけでも満足しそう

さぁ、準備をして出発。ピッケル、12本爪アイゼンは必携です

乗越浄土へ登る八丁坂。雪はしっかり締まっていて歩きやすい

オットセイ岩が見えてきました

振り返って南アルプスの絶景を見て癒されます

乗越浄土到着。ちょっと休憩

鋭く尖った宝剣岳。登ってみたかったのですが、危なそうなのでやめました

中岳(2925m)到着

おお~、御嶽が見える。右側のピークが木曽駒の頂上

木曽駒ヶ岳(2656m)到着。千畳敷から2時間ほどでした

ばんざ~い!

さぁ、お楽しみの滑走です。頂上からドロップイン!

中岳の北側を回りこんで滑ってきたのですが、急斜面だ…。ヤバイ、吸い込まれる…

しかも途中で雪が切れ、スキーを外すはめに。コース取りに失敗…

まぁ、それでも何とか駒飼ノ池まで滑走してきました。この斜面を乗越浄土に向かって登り返します

2911mピーク付近の岩の上でお昼寝。ポカポカして気持ちいい。そして景色も絶景。

さぁ、千畳敷へ向かって最後の滑り!

斜面を見上げる。ほどよい斜度です。

宝剣岳。あっちの斜面はもっと急だなぁ

千畳敷から見上げる。右側のこんもりしたピークが2911mピーク。あそこから滑り降りてきました。標高差は約300m。あっという間でした…

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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