冬瓜山~笈ヶ岳敗退~

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投稿者
荻野 なずな
日程
2012年05月21日 (月)~2012年05月21日 (月)
メンバー
その他1名
天候
快晴
コースタイム
自然保護センター(5:20)~野猿広場(5:35)~大岩(6:15)~冬瓜山1627.9m(10:00)~自然保護センター(12:20)
コース状況
自然保護センターには、30台程とめられる駐車場と、洗面台付きのお手洗いがあります。
自然保護センターから先は蛇谷自然公園として整備されており、ルートは水平な散策道となっています。途中小さなトンネル(朝は蛍光灯消灯の為真っ暗、ライト無しでも歩行可能)を2つ抜け、野猿広場に到着、休憩小屋があります。渡渉(増水時のジライ谷の渡渉は要注意)してすぐに新緑の樹林帯へと入り、胸を突くような急登がいきなり始まります。急登危険箇所にはトラロープやワイヤーが設置されていますが、木の根・岩角を掴んで登った方がよいです。ルートは多くの登山者が入っているので、踏み跡は比較的はっきりついていましたが、ペンキマークはなく赤リボンが僅かしか残っていませんでした。
1271mの尾根筋に出ると、ヤブ漕ぎでルートも不明瞭になります。
行程が長いので、遅くとも5時までには出発するのが望ましいのと、途中に水場が無いので、2ℓ程度の水を持参したいです。残雪の状態にもよりますが、ピッケル・アイゼン・ストックを使用する必要があります。下りでは、違う尾根に迷い込みやすいので、注意が必要です。もし、不安に感じるようであれば、目印を不明瞭な個所には往路で付けることをお勧めます。
5月中旬以降は残雪が減り、ヤブの範囲が急速に増加し歩行困難な状況になります。
難易度
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感想コメント

「ヤブ山で、無雪期の登頂は極めて困難で積雪期の限られた期間のみ登頂が可能な山」だそうです。一般的な登山適期はGWだそうで、今回は残雪もかなり減っていたようで、途中からのヤブ漕ぎとルートファインディングに時間がかかってしまい、目的の笈ヶ岳まで行けず、でした。
また来年以降にリベンジしに行きたいです。
登頂は出来ませんでしたが、ブナ林がすごくきれいで山頂からの景色も抜群で、個人的にはとても充実した山行でした。

フォトギャラリー

冬瓜山のナイフリッジ

登山口

トンネルを行きます。

雪渓が出てきました。

立ち入り禁止ですが、ここを通らないといけません。

木は滑るので、岩を狙って歩きます。

野猿広場なので。

野猿広場の近くに小屋があります。

危険箇所にはトラロープがあります。

トラロープは使わずに、気の根っこと岩を手がかりに登ります。

GPSと地形図で現在位置を確認。

見事なブナ林!手付かずの原生林です。

ブナ林と雪。

ヤブ道。

冬瓜山山頂

白山もばっちり。

近いようで遠い笈ヶ岳。

冬瓜山頂上の急な下り。

ヤブで道は不明瞭な所があります。

下山後は温泉へ。白山里は天然温泉で、入浴料¥380。いいお湯です。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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