播磨の名峰 高御位山(たかみくら)

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2012年06月17日 (日)~2012年06月17日 (日)
メンバー
天候
曇り時々晴れ
コースタイム
10:45 大鳥居前の駐車場-10:55 百間岩への登山口-11:40 鷹巣山-12:30 山頂(お昼ご飯)13:20-13:55 馬ノ背への分岐点-14:20 大鳥居前の駐車場
コース状況
全体的に岩場の山。急な傾斜が多い。
雨が降ると危険。特に下り。
難易度
Google Map GPSファイル

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感想コメント

今日は雨のつもりでのんびりするつもりでしたが、朝起きたら「晴れてる!」ということで、急遽、山に行くことにしました。
気軽に登れるところで、ということで播磨の名峰である高御位山(たかみくらやま)へ。
兵庫県の加古川市と高砂市の境に位置しています。
高砂で生まれ育ち、加古川の高校に通った自分からしてみればまさに地元の山。

小学校のときにキャンプや林間学校で何度か登った記憶があります。
この山が名前のある山に登った最初の登山だと思います。
そんなわけで25年ぶりぐらいにこの山に登ることになります。

標高は304.2mと長野県に住んでいる方らかしてみれば「それって山なの?」と思われるかもしれませんが、平地から一気にせり出した山なので、よく目立ちます。
山そのものが花崗岩の岩。
これが特異な景観を生み出しています。
頂上は断崖絶壁で播磨平野と瀬戸内海、淡路島をはじめ瀬戸内海の島々が一望できます。
海が見える山はとても気持ちいいです。
そして、低山ながら稜線歩きも楽しめるんです。

これまで、富士山をはじめ南アルプスや北アルプスの高山をいくつも歩いてきましたが、山の価値と言うものが標高だけで決まるものではないことを教えてくれる山でした。

■登山口~百間岩~鷹巣山
鹿嶋神社のでっかい鳥居をくぐって出発。
参道をちょっと歩くと社殿があり、その脇に登山口があります。
ちょっと登ると展望台があり、ここから上がど~んと急斜面の岩場です。
これが百間岩。
かなりの急斜面ですが、鎖、ロープがないので慎重に。
雨が降ると危ないです。特に下りは。
登りきると、山頂に続く稜線が一望できます。
稜線を少し歩くと鷹巣山に到着。
暑いです…

■鷹巣山~高御位山~鷹巣山
鷹巣山からは緩やかなアップダウンを繰り返しながら稜線を進んでいきます。
標高250m~300mぐらいだけれど、景色がよくてとても楽しい稜線歩き。
風が心地良いです。
途中、焦げ臭い匂いが漂うところがあり、ここが数年前の山火事の跡ですね。
黒く焦げた木々と地面が痛々しいです。

最後、ちょっと急な岩場を登ると高御位山の頂上です。
登りは1時間45分ほど。
なかなか人が多いです。
断崖絶壁の上が一番高いところっぽいです。
播磨平野が一望。その奥には瀬戸内海と淡路島、小豆島も。
海が見える山は好きです。

■馬ノ背~登山口
帰りは往路通った稜線を戻って、馬ノ背から下りました。
ここもなかなかの急斜面の岩場。
でも、百間岩ほどではないかも。
しっかりした靴で歩けば、ちゃんとグリップしてくれる岩です。
小学生のころはこのコースで登ったような気がしてきました。
下りは1時間弱でした。


高御位山はコースが豊富。
長尾登山口からは1時間以内で登れるそう。
また、百間岩から南側にはJR曽根駅に向かって播磨アルプスと呼ばれる稜線が続いています。
このあたりをしっかり歩くのも楽しそう。
でも、夏は暑そう…。これは低山の宿命か。

フォトギャラリー

花崗岩の岩場が続くステキな稜線です。低山とは思えません

鹿嶋神社の大きな鳥居をくぐって出発

少し登ると展望台があります。景色がいいね~

展望台の上から百間岩を登っていきます。かなりきつい岩場です。鎖、ロープはありません。雨が降ったらかなり危険です。岩場歩きに慣れていない方は時間がかかるかも

高御位山の頂上は一番右のピーク。いくつかピークを越えていきます。距離がかなりあるように見えますが、それほどではありません。

岩場の山です。特異な景観ですね。

ここが鷹巣山かな。四等三角点があります。264.2m。

このあたり、山火事の跡です。数年前に大きな山火事がありました。

でも新しい命は確実に芽生え始めています。

頂上手前の岩場。けっこうきつい斜面。でも、乾いていたら滑りません。

あの絶壁の上が一番高いところですね

うひょ~、いい景色。自分が生まれ育った高砂と加古川が一望できます。その先には瀬戸内海と淡路島も

こちらは姫路方面。家島と小豆島かな

山そのものが鹿嶋神社のご神体。絶壁のうえに祠があったりします

オカトラノオ(丘虎の尾)というお花です。虎のしっぽのようだから、とか。

帰りは馬ノ背ルートで

馬ノ背。けっこう広いので怖くありません。

馬ノ背から山のほうを見たところ

往路で登ってきた百間岩と稜線です

こちらもけっこうきつい斜面。駐車場が見えてきました

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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