北アルプス 奥穂高岳

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投稿者
梅原 操
日程
2012年09月10日 (月)~2012年09月11日 (火)
メンバー
千葉パルコ店 梅原
天候
10日:晴れ のち 雨  11日:雨
コースタイム
1日目:上高地バスターミナル⇒【115分】⇒岳沢小屋⇒【135分】⇒紀美子平⇒【100分】⇒奥穂高岳⇒【30分】⇒穂高岳山荘

2日目:穂高岳山荘⇒【95分】⇒涸沢ヒュッテ⇒【125分】⇒横尾山荘⇒【120分】⇒上高地バスターミナル
コース状況
1日目:岳沢小屋までは特に危険箇所はありません。
重太郎新道はゴツゴツの長い急登です。三点確保で登る場所もあるので、慎重に歩きましょう。吊尾根は道幅はやや広いですがこちらも足場はゴツゴツで、片側が切れ落ちている場所もあるので気を抜かず。
奥穂高岳から穂高岳山荘の下りは短いですが滑りやすく落石を起こしやすい道なので、注意して歩きましょう。

2日目:ザイテングラートは急な斜面で足場が悪く、登山者が多い場合は特に落石に注意が必要です。自分でも落石をおこさないように慎重に歩きましょう。登山道を外れると危険なので、岩のペンキマークを見失わないように。
涸沢から先は特に危険箇所はありません。
難易度
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感想コメント

夏の3連休、今回はずっと憧れていた奥穂高岳~西穂高岳の縦走にチャレンジ。

1日目、かなり寝不足な状態で上高地に着いたのが9時。重太郎新道経由で穂高岳山荘までは、昭文社の地図では7時間50分なので、のんびりする暇もなく出発。
綺麗な梓川の流れを見たり登山道の匂いを感じて北アルプスに来たことを実感。ワクワク感と寝不足の不安を抱えながら黙々と歩いていると、岳沢小屋に到着。水分と食糧を補給し、ここも早々に出発。
ここからが1日目の核心部になる重太郎新道。地図では『急登』ってコメントはありませんが、登山道は鎖や梯子があるなかなかの急登です。しかも長い!紀美子平までの辛抱だと自分に言い聞かせながらなんとか登りきりました。

前穂高岳にも行きたかったのですが、日没と夕立の心配があったので今回はスルー。

吊尾根もゴツゴツした道ですが、重太郎新道に比べたらとても楽チン。しかし周囲はガスの中で景色はぜんぜん見えず残念でした。
傾斜が増した少し長い登りを上がった場所が奥穂高岳の頂上です。やっぱり景色はまったく見えず、しかもここで雨が降り始めました。長居はせずに今日のゴールである穂高岳山荘へ。
山荘に着いて、まずはビールと明日の天気をチェック。なんと未明から雨で雷を伴うかもとの予報…ショック。奇跡的に晴れることを願いながら早めに就寝。

翌朝の空模様は濃いガスの中で、雨は強くないのですが降ったりやんだりという状態。この天候で奥穂~西穂の縦走は無理なので、楽しみにしていましたが泣く泣く諦めました。時間がたつほど雨が強くなりそうな感じなので、早めに山荘を出発。
ザイテングラートはザラザラゴツゴツ+雨で濡れているせいで、かなり歩きづらかったです。そして落石には特に注意!
涸沢を過ぎた頃から雨がかなり強くなってきましたが、ゴアテックスのレインウェアのおかげで雨をものともせず、ひたすら上高地を目指しました。

今回は楽しみにしていたルートも歩けず、2日間ともガスや雨で景色もほぼ見えなかったので非常に残念な山行でした。
奥穂~西穂ルートは来年、またチャレンジしようと思います。

フォトギャラリー

奥穂高岳頂上。日本第3位の標高3190m

上高地の名所、河童橋

冷蔵庫を開けた時のような涼しさ

現在、岳沢には宿泊もできる綺麗な小屋が建っています

重太郎新道、下部

重太郎新道、上部

前穂高岳への登り口

吊尾根は尾根の少し下を歩きます

吊尾根を振り返って。どこを歩いてきたんだっけ?

1日目のゴール、穂高岳山荘

2日目、出発時の穂高岳山荘。天気は雨

ザイテングラートも真っ白で先が見えない

一瞬、雲の切れ間から常念岳が見えました

パノラマコースの雪渓。雪山に来たような錯覚に

涸沢ヒュッテも雲の中

横尾山荘の前。登山者のレインウェアはとてもカラフル

上高地では雨が降っていませんでした

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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