上州・裏谷急沢~北陵

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投稿者
鈴木 優子
池袋西口店 店舗詳細をみる
日程
2012年12月24日 (月)~2012年12月24日 (月)
メンバー
新宿東口店鈴木ほか友人2名
天候
晴れときどき霰
コースタイム
コース状況
氷結はまだまだ。快適なアイスクライミングにはあとひと月くらいはかかるか。
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感想コメント

アイスクライミングにはまだ早いだろうな、とは思いながら、友人と裏妙義の谷急沢~北稜に行って来ました。
河原を目印の堰堤探して下流に向かい、それらしき出合を見つけてすぐF1です。
落ち葉がえらく積もり、滝は薄くベルグラが張った状態で、乾いています。
めいめい歩きたいとこ、登りたいとこをよじり、小さい滝を越えて行きます。
落ち葉が肩まであったりしてラッセルです。
友人の一人が、埋まったと思ったら落ち葉の下で釜踏み抜き、腰までどぼんしました。三秒
ルールで上がります。幸い少ししか浸水しなかったみたいで、気を取り直して進みま
した。
落ち葉の下で隠れた氷床が滑り、やりにくいので、アイゼン着けます。
一手Ⅳ級ぐらいの岩をアイゼンで登り、小滝をいくつか越えたら、そこそこ高さがあ
りわるそーな滝が現れ、大きく左岸を巻きます。相変わらず落ち葉におおわれた岩盤
と土壁はあまりがっちり凍ってなく、ボロいので神経使います。相手と、もし何本か
木の根がなかったらロープを出すか考えそうです。右岸のほうも似たような感じでし
た。
そのあと似たような半分氷がつきかけの小滝を越えることが続き、やがてナメ状になり、落ち葉の下で凍ってるのか岩盤なのか分からないので足で探りつつ、進みます。
やがてそこそこしっかり氷がついた6メートルくらい?の滝が出てきました。たぶん
F5です。スクリューなしで登れそうなので、ロープを引き私が行きます。
途中一本だけイボイノシシを気休めにうち、灌木でビレー。
その上はまた長ーいナメ。トポだと200メートルはあるようです。相変わらず落ち葉の中に氷床はあったり途切れたり。ふくらはぎが疲れないよう、自然と工夫します。
3つに分かれるルンゼが出てきて、地形図を見ます。真ん中が本流です。どのルンゼも氷はなく、左と真ん中はシーズンには着けば良い滝だと思いますが、左と真ん中のルンゼの間の尾根を高巻きます。いやはや急登です。
稜を忠実に詰めると、しっかりした踏み跡に出て、数メートルで谷急山です。
浅間が雪化粧してきれいです。先程長いナメあたりからアラレがちらほら降っています。今日は上越は荒れている様子。
しばし休み、北稜を降ります。谷急沢から来て正面が登山道、左に踏み跡を入るのが
北稜です。
しばらくは灌木帯を降りますが、やがてナイフリッジ、クライムダウンする場所が出
てきます。今回乾いていましたが、濡れたり氷ついたり新雪がふわっと乗ってたらや
なかんじだろうと思います。柱状節理という変わったパイプオルガンのような岩が見
え、駐車した愛車が見えてきます。さらに気を使いながら降りることしばらくで、林
の中に入り斜面を降ります。斜度が一定してあるので、天気が悪い時とぬかるんでい
たら悪そう。
北稜出口は黄色いテープが巻かれた木が目印です。
沢を渡り、上流にちょっと歩くと、右上に上がって行く踏み跡があり、道に出るとこ
ろはガードレールの切れ目です。本来ここが道路からの降り口です。目印はガード
レールの横の縦線と杭(61 西群馬幹線 東京電力高崎工務所ってかいてある黄色い
杭)、道路はさみうしろは落石防止の網が張り巡らされています。
そこから5分ほど坂を上がるとスペースに止めた車に帰りました。

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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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