高水三山レインハイク!(東京都)
- 投稿者
-
浅見 直紀
さいか屋藤沢店
- 日程
- 2013年06月21日 (金)~2013年06月21日 (金)
- メンバー
- ららぽーと横浜 阿部
- 天候
- 曇り→雨
- コースタイム
- JR軍畑駅→(25分)→高源寺→(60分)→高水山→(25分)→岩茸石山→(30分)→惣岳山→(60分)→JR御嶽駅
- コース状況
- ツルツルな地面が多いので、降雨前後はスリップ注意。
- 難易度
感想コメント
本当はテント泊したかったが、都合がつかずに奥多摩へ変更。雨予報だったが、持前の気候をもたせる特性(晴れ男と書くと方々から異論を唱えられそう)のために曇りだった。
コンクリ歩きで始まる。辛い。話し相手が居なかったら帰っていたところだ。そんな私を慰めるのは川沿いのホタル(らしき甲虫)。6月21日現在、個人的タイムリーな奴らなのだ。頑張っちゃうゾー。
入山直後の階段にまたもや戦意を失くしかける。凄い湿度だと思っていたら降り出した。だがしかし、広葉樹林のために雨具を着込むまでもない。むしろ涼しい。ひゃっほう!不動明王の剣が格好良くて秘かにテンションが上がった。そんなこんなで高水山も通過。雨が当たるし。
その時だった。坂道を登っていたら、上からの強烈なプレッシャーを感じたのだ。何事かと思ってその頂上を見上げると、黒い毛むくじゃらの生き物がこっちを見ていた。
クマ!?
いや違う。よく見ると犬だ。なんだ犬かよ、などと侮ってはいけない。岩に伏せてこちらを見やるその様は犬じゃない。格好良いのだ、全身が。正直に白状しよう。ビビった。が、実は犬好きなワタクシ。恐怖心の次には、触れてみたいという欲望が沸き起こる。けど我慢。
しかしそんな小者の心理など、向こうは完全に見透かしていた。動こうとした瞬間、向こうが飛びかかって来たのだ。前足を揃えて跳躍してきた(これ本当)。
本気で襲われると思った。が、しっぽ振ってジャレテきた。我慢していたのは向こうも同じらしかった。後から来た飼い主さんに、その犬の高貴なるお名前を聞く。ベルというらしい。当分忘れない。
ベル殿との格闘(?)を経験し、もう何でも来い状態になった我々(過剰表現)は黙々と、粛々と進んだ。気付けば何も食していないが、特に問題無い。岩場が滑りやすかったが、難なくこなせた。
岩茸石山では眺望を満喫。雲海のせいで高山に来たと錯覚してしまいそうだが、ここは奥多摩入門の山。なんだか気分が良い。そのままの勢いで惣岳山を写真撮っただけでさっさと通過し、御嶽駅にコースタイムの2/3で下った。雨の中、道が滑り易いのにコレは頑張っていたと思う。レインを着込まずに済んだというのも大きいだろう。
最後の最後で金属の網(側溝のフタ)でスリップしたし、駅ではザックのショルダーハーネスがイスに引っ掛かって電車を一本乗り逃すなどの個人的ハプニングはあったももの、全体としては上々だった。たまには雨の中を歩くのもオツなものだ。精神には傷を負ったが。
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