高尾山ナイトハイク(東京都)

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投稿者
浅見 直紀
さいか屋藤沢店 店舗詳細をみる
日程
2013年07月04日 (木)~2013年07月04日 (木)
メンバー
ららぽーと横浜店 樽本、阿部、根本
天候
小雨
コースタイム
高尾山口駐車場→(30分)→琵琶滝→(20分)→霞台園地→(40分)→高尾山山頂→(60分)→高尾山口駐車場
コース状況
1号路(コンクリ)は降雨時に滑ります
難易度
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感想コメント

毎年恒例(にする予定)のナイトハイク!

到着が22時だった。小雨も降っている。これは静かな良い山行になりそうだ、と期待に胸を膨らませるのも仕方がない。駐車場では出迎えの合唱(byカエル)を受ける。正直やかましい。

今夜の目的はホタル。時期的に少し遅いことは知っていたが、それでもナイトハイクという魔性の響きに誘蛾灯のような魅力を感じてしまった。沢沿いの琵琶滝コースを選択し、探しつつ行く。結局コンクリの終点まで行っても満足に見ることは出来なかったので、完全にナイトハイクモードへ移行。

超小雨なのでレインウェアを着込まずに進んだ。この蒸れ感は、着込んだ時のことを思うとゾッとさせる。特に琵琶滝から霞台園地までのルート!無風かつ小雨と湿度の要らんコラボレーションによって汗が噴き出る。晴れていたら快適なのに、とか思いそうになって意識的に無心になった。気付いたら霞台園地に先行していて後ろは半ば無視状態。いかん。

ここからは割と人に会った。ランナーや昆虫採集家が多い。眩しい程の笑顔で虫取り網を振り回すのを見た。楽しそう。

山頂では流石に誰にも会わなかった。静かで素敵だ。脳内で昼間の光景と比較してみる。例えるなら何だろう。閉門後の学校に残っているみたいな、背徳感と高揚感のミックス状態。そのままか。

トイレの出口で待ち伏せされて脅かされた(企画;チーフ、実行:アルバイト)。心中穏やかではなかったが、早くも下山。雨の中を根っこだらけの登山道を行く気にならなかったので、1号路を選択。薬王院への参拝道なので安心安全だと思っていた。

とんでもない。滑る!何あれ!?ヘタな岩場より余程滑るんですけど!?

濡れていることに加えて、表面に出た石と急な斜面が効力を発揮しているらしい。無言である。最早言葉など不要であった。滑りたくない。ただそれだけの思いを胸に、黙々と下る。

九十九折りの最後の部分で、やや前を行くアルバイトが全体に制止の号令をかけた。何やら前方で動く謎の生き物がいる。それは長い耳と丸っこい体、もぞもぞと動く口を持っていた。俗に言うウサギ!そうウサギだった。ムササビ見れたら良いねぇ、とかそんな希望を持ってもいたが、まさかのウサギ!どこかの小学校から脱走して来たのではないかと疑うほど人慣れしていて、ふてぶてしく居座っている。脱兎の如く、という言い回しがあるように、猛烈な勢いで逃げることが想定されたのだが・・・。どうやらヤツの心臓に生えた毛並みは剛毛らしい。チャンスなのでシャッターを切りまくった。

ホタルは居なかったし、雨にも降られたが、凄く楽しい一夜であった。最後のウサギに全てを持って行かれた感じも否めないが、ナイトハイク、お勧めである。

フォトギャラリー

雨ですねぇ

沢沿いでホタルの残党狩り

お地蔵様も凄む

コンクリから登山道へ

琵琶滝の灯篭

深夜の霞台園地

蛸杉の像をなでなで

見っけ!

紫陽花が不思議な色に

潜ります

思い出すのは小学校

四隅から照らされた三角点

見上げて何を思ふ

USAGI

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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