豪雨の朳差岳

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投稿者
齋藤 千春
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日程
2013年07月29日 (月)~2013年07月30日 (火)
メンバー
単独
天候
曇りのち雨
コースタイム
1日目 奥胎内ヒュッテ(60分)足の松登山口(60分)姫子の峰(60分)
    英三ノ峰(60分)ヒドノ峰(60分)イチジ峰(60分)大石山(60分)
    鉾立峰(30分)朳差岳避難小屋
2日目 朳差避難小屋(30分)鉾立峰(60分)大石山(30分)イチジ峰(40分)
    ヒドノ峰(40分)英三ノ峰(40分)姫子の峰(60分)足の松登山口(60分)
    奥胎内ヒュッテ
コース状況
拠点となるはずの奥胎内ヒュッテは落雷による停電の為営業していませんでした。外のトイレも使用不可です。(復旧は不明)
避難小屋は無人です。水場は小屋直下の雪渓脇を5分ほど下らなければならないので少し骨が折れます。
大石山から山頂に至るまでの道は笹に覆われているので、雨具を着て下半身が汚れないよう対策が必要です。(近々刈る予定らしいです)
全体的に急登が多いので登りより下りが大変でした。大石山からイチジ峰に至るまでの崩壊斜面は滑りやすいので特に注意が必要です。足の松尾根も急角度なので、最後まで集中力を切らさないように慎重に下りましょう。
難易度
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感想コメント

雨の予報でしたが初日は曇りだったので不安に駆られながらも出発しました。
ヒュッテから登山口までの舗装道路が大変長く感じられます。乗り合いタクシーに間に合わなかったので仕方ありません。

ようやく登山口に足を踏み入れ程無く急登が始まりました。登りは良いが下りで膝がもつか心配です。足の松尾根には岩場が二か所程ありましたが注意して進めば問題ありません。4つの峰を越え次第に三角形の大石山が大きくなります。小雨でしたが山の形ははっきりしており、左手に目指す朳差、右手に頼母木山、地神山、後方に二王子が望めました。
大石山から鉾立峰への登りもかなり急ですが、お花畑の励ましもあって何とか登り切ると、漸く草原の中に浮かぶ朳差小屋が見えてきました。この辺りからガスが濃くなり、残念ながら想像していた頂上からの絶景は拝むことができませんでした。

小屋には男性客が二人いて美味しい舞茸スープを頂戴しました。今夜は一人寂しい小屋泊と思っていただけに身も心も温まりました。
山の出会いに感謝!

翌朝は大雨で登山道がまるで川のようでした。滑らないよう細心の注意を払って慎重に慎重に下ります。長く辛い下りで、トレッキングポールと機能タイツの有難みをひしひしと感じました。
天候は良くありませんでしたが、また一つ飯豊の奥深さを知ることができた気がします。

フォトギャラリー

雄大な飯豊北端の山。

登山口に至る橋。

登山口。

その名の通り、足の松尾根。

岩場。少々注意。

大石山が次第に大きくなる。

大石山。バッグに朳差岳。

イブキトラノオは少し変わった香り。

これがタカネマツムシソウか。

立ちはだかる鉾立峰。

ニッコウキスゲも終わりが近い。

ハクサンフウロ。

トンボがたくさんいました。

小屋を捉えた!

ガスがかかってしまう。

霧に浮かぶ頂上。

雪渓の水をいただきます。

飯豊にもコバイケイソウが!

幻想的な雨の森。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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