平湯エリア アカンダナ山BC
- 投稿者
-
林 勇樹
大丸福岡天神店
- 日程
- 2014年01月17日 (金)~2014年01月17日 (金)
- メンバー
- 松本パルコ店 林
他1名
- 天候
- 雪のち晴れ
- コースタイム
- 国道158号線平湯側冬季ゲート(60分)取り付き地点(60分)南面の谷1900m(80分)アカンダナ山頂東面2000m(100分)アカンダナ山(40分)1909mピークとのコル(45分)南面の谷1900m(15分)取り付き地点(30分)国道158号線平湯側冬季ゲート
- コース状況
- 山頂直下は至る所に穴が空いている。ツリーホール(深いところで2mくらい)を含めて要注意。
積雪が十分でない場所では、ストレスをかけると藪が滑り面となって雪が崩れる。
樹林帯の濃い場所が多く、登りも下りもルート取りが難しい。
- 難易度
感想コメント
平湯からのアプローチで最も手軽に登れるであろう、アカンダナ山へ行ってきました。滑降予定はよく滑られている南面の谷です。遠くから眺めると爪で引っ掻いたようなシュートがたくさん見えますが、その東端にあたります。登りのルートも途中までここを辿ります。
穴場的な場所ですが、少なからず人は入っているようで、トレースが南面の谷1900m付近まで残ってました。そこまでは良いペースで登れましたが、そこからが地獄でした。
一旦1909mとのコルを目指そうと谷を抜けて西へ進もうとしますが、急斜面に雪の付きが悪くよく滑り、木が密集していて満足な登高ができなかったため、東へ方向転換。結局谷の東側も同じような感じでしたが、ジグを切りながらなんとか山頂東面の台地に乗り上げ、一息入れられました。
しかしそれも束の間、その先はさらに地獄で、活火山の影響か至る所に穴がぽっかり空いていて、岩も露出しだし、ツリーホールの深さも極まり、安心して板を置くことのできる場所が限られ、ルート取りに非常に気を遣いました。さらにそれに加えラッセルで、体力と精神力を吸い取られました。
山頂に立てたのはスタートしてから5時間。予定よりも1時間オーバーでした。ともあれ、なんとか山頂に立てて良かったです。
滑降も山頂直下は気を遣いましたが、それ以外は特に危ないところは無く、安全に滑ることができました。結局、本来の目的であった東端の爪跡の他に、1909m峰からアカンダナ山に向かって正面のオープンバーンも滑ることができました。
雪が若干クラストしてモナカっぽくなっていたのが少し残念でした。
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