日光 女峰山 黒岩 ~日光のバカ尾根は舐めたらあかんぜぇ!~

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投稿者
大島 幸
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日程
2014年03月19日 (水)~2014年03月19日 (水)
メンバー
単独行
天候
曇り時々晴れ
コースタイム
二荒山神社(60分)殺生禁断石(45分)稚児ヶ墓(195分)七滝逍拝石(60分)2100m地点
(30分)七滝逍拝石(70分)稚児ヶ墓(25分)殺生禁断石(30分)滝尾神社
コース状況
昼間では雪もしまり歩きやすかったが、段々と踏み抜きがひどくなる。これ以降はワカンやスノーシューがないとロスが大きい。

黒岩トラバースは落石、滑落に注意。
マーキングや案内が細かくあるルートではないので視界不良時注意が必要。
この尾根は体力勝負の尾根。
積雪期はパーティの力量、積雪具合で困難度が大きく変わります。
避難小屋まで6時間で届くこともあれば10時間以上かかるときもあります。
難易度
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感想コメント

また、やってきました。ホーム山域 日光。
今回は女峰山バカ尾根こと黒岩尾根です!
東武日光駅より世界遺産巡りバスに乗ると10分ちょいで二荒山神社前まで運んでくれる。
(300円)こんな楽々アプローチの方法があるとは今まで気づかなかった(-_-;)

二荒山神社脇より行者堂を目指し、そこから入山します。
すぐに雪の上を歩くことになり速度があまり上がらないし、
スリップで疲無駄にれぬようゆっくりと一歩ずつ足を進め、殺生禁断石→稚児ヶ墓と抜け少し行くと
高原のような雰囲気になる。気持ちの良い区間です……が!!
振り返ると随分と斜度がついているのです!!
ペースを意識して歩かないとオーバーペースになりかねないです。
水場の道標あたりでは日光市街が眼下に広がり 前日光の山々が景色を彩る。

ここまでで終わらせてまったりとランチもとても気持ちよいのだが まだまだ先を目指す。
水場の看板を見送り落葉松の森へと入る。

山と高原地図だと遥拝石まで150分らしいのだが 雪のない時期でもそのタイムでは
歩けたためしがない。雪があると180分。下手すれば240分かかってしまうことも
私の体力がなく丁度くたびれているだけなのかもしれないが 時間に注意です。

落葉松の森を抜け、日当たりのよい やや急な尾根を上がりきると八風の看板が出てくる。
そこからは溶岩が待ち受けている。道は東側へつけられているのだが
そこだけ土なのでぬかるみがひどい。これは黒岩のトラバースでも同じです。

黒岩のトラバースは道が不明瞭で不安定。加えて落石、滑落の危険もあります。
通過の際は途中で休憩することなく一気に抜けてしまってください。

遥拝石で雲竜渓谷付近と七滝沢が見下ろせる。
谷の大きさがよくわかるいい場所です。

その後田母沢左俣のコルあたりで15時になった。
稜線には重苦しい雲がかかる。

うーん。この雲は良くない。
この雰囲気は、大荒れになるかもしれん。
多少荒れることは覚悟で入山したのですがちょいと厳しそうな臭いがする。
そんな時は素直に帰るべし。まだ終電には間に合うし。

と言うことで唐沢避難小屋まで後1時間くらいの場所でしたが下山しました。
歩荷山行と思えば無問題。いい訓練になった。
山で無理はいけません。安全登山!(^v^)ノ

フォトギャラリー

パワースポットで有名な二荒山神社。この左手に道がある。

行者堂。

殺生禁断石。2m以上。でかい。どうやって設置したのだろう???

根通沢寄りのルートに踏み跡が。掘れたメインルートよりも歩きやすいが道がわかりづらい。

稚児が墓で合流する。

イグルーの跡。誰?こんなとこれでイグルー作ったのは?!すごいや!!

水場。開けてて景色もよく気持ちがよい。

振り返ると日光市街と前日光の山々が望める

八風と男体山。

いい天気になった!!黒岩の手前より

遥拝石。稜線が遠い。

Y字峡あたり。うん。雲竜からそう遠くない。落石落ち着いたら行ってみよう。

七滝。いつか登ってみたい。100ml級の滝なのでほぼ無理な気がします。

唯一の鎖。荷が重いと外に降られるので注意が必要。下を巻くと膝から腰ラッセルになることが多い

田母沢左俣源頭。2100m付近

僅か90分で重たい雲が覆う。あかん。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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