日本百名山「薬師岳」山スキー

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2014年04月23日 (水)~2014年04月23日 (水)
メンバー
天候
コースタイム
有峰林道亀谷ゲート~(200)~折立~(90)~三角点~(80)~五光岩付近~(20)~岩井沢底~(50)~薬師平~(80)~薬師岳~(55)~岩井谷左俣~(20)~五光岩付近~(10)~三角点~(20)~折立~(40)~有峰林道亀谷ゲート
往復距離53km(自転車34km) 標高差2536m 総時間13時間
コース状況
前日の雨の影響で標高の高い所は氷化
山頂付近は新雪有り
11時頃からは快適なザラメ
全体的に雪は豊富
難易度
Google Map

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感想コメント

前夜仕事を終えて帰宅後最終準備をして富山県の有峰林道ゲートに向かう。
1時20分に到着して用意しているとメンバーの二人が到着。
挨拶をして1時50分スタート。

林道は冬季閉鎖中なので自転車を利用。
この時期の林道は荒れていて、落石や凍結も沢山ある。
二人はマウンテンバイクだったけど、持っていない僕はロードバイクで参戦。

暗闇の林道をヘッドライトの灯りを頼りに低速走行。
(有峰林道は距離20km、標高差約1000m、荷物も重く、体力を温存する為)

17km地点の標高1200m付近で除雪は終了されていたので、雪の上に自転車をデポしてシール歩行開始。
林道はショートカット。

開始から200分程で無雪期の登山口「折立」に到着。
ここからはこの時期限定の沢を詰めて三角点へ。

細かいポコは上手く巻いてアップダウン無しで進む。
(自分は付いて行くだけですが・・・)

標高2170mの五光岩ベンチ付近からシールを剥がして岩井沢へトラバース気味で下る。
無事に沢底に到達して、左俣を再びシール歩行開始。

途中でカチカチの斜面もあったのでクトーを装着して薬師平へ。
この辺りは森林限界で展望も開けているので、雄大な景色を見ながらの楽しいハイクアップ。

標高2701mの薬師岳山荘からは青空と雪山の二色しか無い世界だった。
青と白の絶景の中、山頂に向けて最後の踏ん張り。

2895mピーク(偽ピーク)からは稜線を歩く。
ここからは赤牛岳や水晶岳の展望が綺麗だった。

そして開始から9時間半で見事薬師岳に登頂成功。
自身初の山スキー登頂だったのと同時に山スキーでの最高標高記録も更新。

山頂では20分程滞在。
その間にシールも剥がして、靴も滑走モードにする。
もちろんエネルギー補給も行う。

そしていよいよ薬師岳山頂からの滑走開始。
稜線は一部氷化している個所もあり転倒しないように慎重に下る。

2895mピークとの鞍部辺りから大斜面滑降スタート。
ここからが今までの山スキー史上最高の時間の開始だった。
雪質に関しては1月29日の白鳥山の方に軍配が上がるが、雄大な景色、滑走時間、etc、どれも最高だった。
本当に来て良かったよ思える会心の山行だった。

山頂からの大斜面を滑り、更に岩井沢に入ってどんどん標高を下げて楽しい時間を過ごす。
三人で写真を撮り合いながら滑る。
(二人は一眼レフだが、僕だけデジカメですいません)

標高差で約1000m滑り、岩井沢途中からシール歩行で標高差で100m程登り返して五光岩付近に到着。
五光岩からも標高1350mの折立まで一気に下る。
この辺りは快適なザラメ雪で樹林帯の中を師匠を先頭に進む。
雪は全て繋がっていて快適に折立に到着。

折立からはしばらく林道を歩き、ショートカットもして自転車のデポ地点へ。
そこから自転車に跨り、17km先の有峰林道ゲートへ向けてダウンヒル。
パンク防止の為、落石や木の枝に気を付ける。

途中いくつかあったトンネルは、目が慣れていない影響で正に真っ暗。
ライトの光と道路のセンターラインを目印に低速走行。

そしてパンクする事なく17kmの林道を40分程走行して無事にゲートに戻ってくる事が出来た。

今回の薬師岳滑走は、師匠が開拓した新コースだったが本当に最高だった。
山スキーをやってて良かったと思える山行だったし、
先輩方の滑りや技術も間近で見れた、
更には三人でいろいろな話をしながらの山行だったので本当にいい思い出となった。

皆様お疲れ様でした、そして本当にありがとうございました。

フォトギャラリー

日本百名山「薬師岳」

深夜の林道

除雪終了地点

ここからシール歩行

有峰ダム

陽光照らされて

青と白

奥は偽ピーク

偽ピーク

奥が薬師岳山頂

山頂到着

薬師山荘に向かって

ドロップイン

最高の斜面

奥は薬師岳

沢に向かって

沢を滑ります

除雪進行中

自転車で快適ダウンヒル

有峰ダム

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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