沢登り始めました☆五頭・小倉沢

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投稿者
齋藤 千春
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日程
2014年07月01日 (火)~2014年07月01日 (火)
メンバー
新潟亀田店 飯田、佐藤ガイド
天候
曇/小雨
コースタイム
どんぐりの森(10分)金剛ノ滝(30分)布引ノ滝(60分)水呑沢(90分)
ハゲ沢五段滝(60分)ハゲ沢10m滝(30分)三叉路(20分)
三ノ峰避難小屋(60分)どんぐりの森  

※滝の登攀、無我夢中だったので時間は曖昧です。
コース状況
 全体的に水量が多く入渓して間もない金剛ノ滝で高巻きしました。初心者はほとんど高巻きするような滝でも、ベテラン佐藤ガイドのご指導でほぼ直登しました。雪渓はありません。藪漕ぎで毛虫と沢山遭遇するので刺されないよう神経を使いました。
難易度
Google Map

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感想コメント

 人生初の沢登りに挑戦しました。率直な感想は「爽やか!」沢登りは地味で泥臭いなんて聞いていたけど(確かに藪漕ぎはしんどく泥まみれになる)、水と戯れるのがこんなにも清々しいなんて!子供の頃川で泳いだ時のワクワクドキドキが蘇りました。
 
 今回訪れたのは地元の山・五頭。いつも歩いていた尾根の下にこんなワンダーランドがあったなんて驚きです。どんぐりの森を過ぎて崖を懸垂下降。さあ入渓です。さらさらとした沢の音、足元のひんやり感、いつもの登山とは違った感覚がとても新鮮でした。

 遡行開始して間もなく10mの金剛ノ滝が現れました。迸る水と轟音、素人目に見てもとても登れそうにありません。止む無く左岸の小滝脇を高巻きすることに。登山での藪漕ぎは彷徨っている不安でいっぱいですが、沢登りの藪漕ぎは必ずセットで付いてくるもの、そう割り切ったら躊躇うことなく進めました。しかし高巻きは下手するとどんどん上に登ってしまうので、通れそうな灌木帯や傾斜が緩やかな場所(弱点)があったら、できるだけ小さく小さくトラバースして滝から離れすぎないことが重要だそうです。雪国の重みに耐えた木々は思っているより丈夫なので、押さえつけるように上手く掴みながら降りて行きました。滝の上に出て間近で見下ろすという経験も沢ならではでした。

 沢のせせらぎに癒されながらさらに遡って、今度は6m布引ノ滝。今度こそ滝を登ります。ロープでビレイしてもらいながらうんしょ…。しかし水の流れに阻まれ堕ちてしまいました。通常のクライミングと違い、水の攻撃が加わって思うように登れません。さらに時間が経てば指先も体もどんどん冷えていきます。沢ではできるだけ速攻が大事だと痛感。二度ほど堕ちてやっとこさ上に出ました。

 さらにこの時便利だと思ったのがホイッスルです。緊急用として普段はほとんど使わないホイッスルですが、沢では滝の轟音で声がほとんど聞こえません。あらかじめ合図をパーティで決めておけば、開始や終了の合図を確認するのにとても優れた道具だと思いました。沢に限らず、山に於いては腹の底から大声で叫んでも、人の声は驚くほど届かないものです。単独は勿論、パーティで行くときも必ずホイッスルは持ち歩くべきです。

 そしてクライマックス、ハゲ沢の10m滝が行く手に立ちはだかりました。怖そうな名前とは裏腹に、流れは穏やかで優しい 印象。が、ホールドが少ない!傾斜が緩やかなことと表面がザラザラしていたのでフェルトソールでこすり付けるように登りました。手がかり、足がかりが無くても登れるものなのですね!
 
 今回は使い慣れないギアも沢山登場したし、まだまだ奥が深い!今夏は様々な沢に挑戦してみたいです!
 

フォトギャラリー

ずぶ濡れでも楽しい!

崖を下降していざ入渓!

降り立った沢は穏やか。

いきなりこの水量。金剛ノ滝。左岸を巻くことに。

高巻いて上から見下ろす。こりゃあ登れないや…。

トップの佐藤ガイドをビレイする飯田氏。

滝壺は意外に深いのでチビの私は首まで浸かってしまう。

軽々登る佐藤ガイド。

五段滝。私はロープが無いと登れなかった。

登り終えてホッ。

木の根が丁度良く架け橋になっている場所も。

ゴルジュ気味になってきた。

ラスボス登場。10mハゲ沢滝。

遡行終了。最後のツメ。

龍神清水からの景色でゴール。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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