発見なるか!?キタダケソウ 北岳

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2015年06月23日 (火)~2015年06月24日 (水)
メンバー
天候
☀ ⇒ ☁
コースタイム
《 1日目 》
夜叉人峠駐車場(200分)広河原登山口(150分)大樺沢二俣分岐 右俣(150分)小太郎尾根分岐(50分)北岳肩ノ小屋

《 2日目 》
北岳肩ノ小屋(45分)北岳山頂(25分)池山吊尾根分岐(30分)北岳山頂(25分)北岳肩ノ小屋(30分)草スベリ分岐(60分)白根御池小屋(100分)広河原登山口(200分)夜叉神峠駐車場

※かなりの枚数の写真を撮った為コースタイムは長めになっています。
コース状況
■大樺沢二俣分岐から100m程下がった所から残雪が出てきます。右俣に入ってからは小太郎分岐手前で2、3ヶ所ルート上に残雪がありました。
■大樺沢の雪渓に入ってからは落石に注意しましょう。今回は2回落石を目撃しました。ヘルメットを着用しましょう。
難易度
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感想コメント

キタダケソウを探しに北岳に行ってきました。

今回はバス運行前なので夜叉神峠から歩いて広河原登山口まで向かっています。(運行は25日~)
夜叉神峠から広河原登山口までは車道歩きを片道約17㎞程歩かなければならず、テント泊山行だった為この二日間の行程の中で山登りよりもツラかった区間です。広河原登山口に着いた時の喜びは一入でした(笑)

《 1日目 》
前回の八ヶ岳もそうでしたが、今年の南アルプスは融雪が例年より早い模様。大樺沢をしばらく詰めてからの雪渓の様子は予想以上に規模が小さく、持参していた軽アイゼンを着けるまでには至りませんでした。バットレスは大迫力!!
朝の内は青空が見えていましたが、稜線に上がった正午以降からは残念ながら曇り空に。夜叉神からの車道歩きの最中、谷間から甲斐駒ケ岳が見えた時は稜線の展望に期待していたんですが、残念ながらこの日の展望はおあずけです。
バス運行前のためこの日登山道ですれ違ったのは山小屋スタッフの方々のみ。北岳肩ノ小屋には一般登山客はおらず宿泊される方も調査目的の自治体の方々など。テント場は独り占め状態でした。
すばやくテントを張ってから早めの夕食&まったりとした読書タイム。夕方からは天気が雹交じりの雷になりあまり生きた心地がしませんでしたが、蓄積した睡眠不足と疲れでいつのまにやら夢の中でした。

《 2日目 》
日の出前から快晴。お隣の仙丈ケ岳をはじめ、鋸岳、甲斐駒ケ岳、鳳凰三山、八ヶ岳、雲海の上に富士山が見えます。この素晴らしい展望は午前の早い段階までと踏んで、早々に朝食を食べてお目当てのキタダケソウを探しに!
北岳肩ノ小屋二代目ご主人の情報を基に、北岳山頂を超えた向こう側、池山吊尾根分岐から八本歯のコル方面に少し降りたところのトラバース道付近まで散策に向かいます。
小一時間ほど探しましたが……ハクサンイチゲばかりですね……。
稜線から下ったところで丁度ガスに巻かれたこともあり、泣く泣くテント場へ帰還。(白い花なのでガスに溶け込んでしまい心が折れました)日本屈指の高山植物のお花畑は充分楽しめたので今回はこれで良しとします!
下山は草スベリから白根御池小屋前を経由して広河原へ。白根御池越しの鳳凰三山や北岳のカール地形が見事です。
広河原に無事下山してから夜叉神峠駐車場まではまた地獄の車道歩きが始まります!今回2回目の1番の難所?を忍び耐えて通過します。せめてキタダケソウに一目会えていたら…と思いつつも機会があればまたリベンジを決め帰路につきました。

フォトギャラリー

肩ノ小屋手前より北岳 お花が綺麗です!

広河原から見る北岳方面 見た目には遠く感じます

広河原近傍の大樺沢 清流が涼しげです

大樺沢を詰め、二俣分岐を目指します 奥は左俣方面

分岐の手前から雪渓が出ます 軽アイゼンの携行を!

右俣に入ったら次は小太郎尾根分岐をめざして 高度が一気に上がっていきます

稜線に上がりました 初日はご覧の様子で展望は甲斐駒と鋸まで

肩の小屋の立地はなんと偶然にも3千m地点!

翌朝、オベリスク越しの朝日を拝みます

パッと見はキタダケソウですが…

一面に生えているのはハクサンイチゲです

肩ノ小屋テント場の絶好のポジションをGET!この時期ならではですね

甲斐駒 鋸 仙丈 八ツもしばらくはバッチリ!

お向かいの仙丈ケ岳 この日は午前中から下り坂になる予報 う~ん、やはり怪しげな雲が湧いてきました…

ガスに巻かれる前に山頂へ! 待ってろキタダケソウ!!

山頂にて なんとかガスに巻かれる前に到着!

池山吊尾根がまだ見えてました

必死の捜索にも関わらず、キタダケソウを諦め下りてきました… Myテントがやけに目立つ(笑)

帰りは白根御池方面へ一気に下ります

南アの原生林はやっぱり別格! また来ます

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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