浜松最高峰 中ノ尾根山【南アルプス深南部】~本気になったら深南部~
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2015年12月09日 (水)~2015年12月09日 (水)
- メンバー
- 天候
- 快晴
- コースタイム
- 白倉権現(150分)休憩小屋(75分)ガレ場(30分)2,214mピーク(50分)中ノ尾根山(90分)休憩小屋(120分)白倉権現
- コース状況
- 【白倉林道】
ゲートに登山ポストがあります。
林道には小屋が5つほどあります(林業や工事業者が使うような質素な小屋)。トイレはありません。水場は林道脇に数カ所あります。
約10km、400mほど高低差があります。
【登山口~中ノ尾根山】
道標や案内はありません。しかし、ピンクテープは終始あります。
ガレ場までは明瞭な登山道ですが、そのさきはササ藪。どのルートを採るかはフリーダムです。晴天時は中ノ尾根のピークや周りの山々が見えているので、忠実に尾根をたどれば迷うことはないですが、ガスがかかれば話は別です。
ロープを使うような細い場所や危険な場所はありません。
地面が見えにくいのに倒木はたくさんあります。転倒と痛打必須の悪路です。
- 難易度
感想コメント
浜松の地にいるなら浜松最高峰を踏んでおかなくては!しかしそこは人を寄せ付けない南アルプス深南部、中ノ尾根山(なかのおねやま 標高2,296m)。
南アルプスの深南部と呼ばれる場所は「整備された登山道」なんて甘っちょろい考えはなく、距離、体力、経験と上級者レベルの山がほとんどで、一帯がササ藪に覆われルートファイティングも必須です。もちろん今回登った中ノ尾根山もそうですが、初めて深南部を訪れるには比較的容易に登れる山だと思います。
この山はまず駐車スペースから登山口まで10km近く林道を歩かなくてはいけないという難点が一つあります。
そして苦労して登山口についたらしばらくは急登を行き、大きくガレた場所からは深南部らしいササ藪が出てきます。足元は見えないくせに倒木はたくさんあります。
そんな大変な山ですが、やはり静かで獣の臭い色濃く、ありのままの自然の中を歩くのは最高です。当日は晴天無風の中、富士山、中央アルプス、他の深南部の山々がよく見渡せ、最高の山行になりました!
温かい日が続いているため1,600m辺りから雪はありましたが少なく、アイゼンなしでも行けました。
念願の浜松最高峰、中ノ尾根山に登頂し、再び来た道を戻り長い長い林道歩き・・・これもアクセスの悪い深南部の醍醐味なのかもしれません。
余裕を持ってれば林道の小屋や山中にテン泊して、宴会でもすればもっと最高の山旅を味わえたと思います!
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。