2/3ゴールデンルート~硫黄岳・横岳~
- 投稿者
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浅見 直紀
さいか屋藤沢店
- 日程
- 2016年02月04日 (木)~2016年02月05日 (金)
- メンバー
- 池袋西口店 高野内
町田店 石井
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 1日目 美濃戸口→(180分)→赤岳鉱泉
2日目 赤岳鉱泉→(120分)→硫黄岳→(120分)→横岳→(110分)→行者小屋→(180分)→美濃戸口
- コース状況
- 北沢:雪少ない
赤岩の頭~横岳:風が強い。雪煙が痛かった
南沢:雪少ない&融雪後の凍結だらけ。スパイクが便利
- 難易度
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感想コメント
今年も八ヶ岳へ行ってきた。1泊2日の日程で、両日とも快晴という、コンディションにも恵まれていた。ただ、気になるのが雪の量。橋の枕木がむき出しって、この時期にはなかなか無いのではなかろうか?
初日は美濃戸口から移動するだけなので、ウダウダ登って赤岳鉱泉へ行くだけだ。本番は明日である。ちなみにアイゼンは不使用。この日以前にアイスクライミング研修で入山していた知り合い&ガイドに会ったのだが、足元はチェーンスパイクだった。あぁ、丁度良さそう。
二日目は、朝6時過ぎくらいに赤岳鉱泉を出発。ヘッドライトを着けて、先ずは硫黄岳を目指す。樹林帯から赤岩の頭へ抜けると、一気に風が強くなった。硫黄岳に着いても風が強いので、写真を撮ったら速攻移動である。一層風が強くなった。斜めに歩くイメージをしないと、まっすぐに歩けないというイメージ。雪煙が痛い。
そこからは幾つものピークを越えていく。相変わらず風が強い上にミックスだったり、トラバースしたりときは抜けない。風でトレースが消えている部分もあった。横岳を超えて地蔵尾根のとの分岐へ至るまでの、ルンゼを下ったところがハイライトか。とは言え、最後尾だったので気分はトレース泥棒である。
本当は赤岳を踏んで文三郎尾根から下山予定だったが、ルンゼを下ったあたりで12時。タイムアップのために諦めて、地蔵尾根から下山した。午前中に登った人がトレースをつけてくれていたので、リッジも難なく通過。一気に行者小屋へ。
南沢へ入って暫くすると、何やらスケートリンクみたいにツルツルになっていた。これは融雪からの凍結コンボだろうか。アイゼンを履いたままだったので難なく通過。しかし半分も行くと土が混じってグチョグチョになりそうだったので、ここでアイゼンを外した。
これがいけなかった。まだまだ凍結していたのである。滑る!とにかく歩きづらい。スパイクをこれほど欲しいと思ったのは初めてである。初日にすれ違った研修グループのスパイクが脳にチラつく。この日一番、神経をすり減らした。ゴリゴリ削られていく。八ヶ岳山荘に着く頃には変な悟りを得そうだった。この後、美濃戸山荘まで行くにも凍結との戦いだ。冬靴なのに泥まみれなのが、戦いの凄まじさを物語っていた。
普段の山行からしたら、なかなか刺激的なルートだった。是非今度は赤岳まで行ってみたい。
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