飯豊 朳差岳

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投稿者
飯田 真仁
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日程
2016年06月14日 (火)~2016年06月15日 (水)
メンバー
単独
天候
雨のち晴
コースタイム
14日 奥胎内ヒュッテ(40分)足の松尾根登山口(130分)水場分岐(80分)大石山分岐(40分)頼母木小屋
15日 頼母木小屋(30分)大石山分岐(80分)朳差岳(70分)大石山分岐(140分)登山口(40分)奥胎内ヒュッテ
コース状況
・まだ登山口までのバスが運行していないため、林道を歩きます。工事車両に注意が必要です。
・足の松尾根は木の根が縦横無尽に露出しており、歩きにくいです。傾斜の強いところにはロープが張られています。
・落石などのため迂回ルートが設けられていましたが、まだあまり踏まれていないせいか滑りやすいです。
・稜線に出れば特に危険箇所はありません。大石山から朳差岳間のアップダウンがつらいです。
・この時点で小屋の水場は雪渓の雪解け水を利用することが出来ました。
難易度
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感想コメント

 花を愛でに1泊2日で飯豊の朳差岳に行ってきました。
 
 初日は頼母木小屋まで。奥胎内ヒュッテの駐車場はかなりの混みよう。県外ナンバーも多くびっくり。
 林道を歩き出すと霧雨が降ってきました。雨予報じゃなかったはずなのに、、、。
 若干萎え気味に登山口到着。登山届けを出し、いきなりの急登に挑みます。毎度のことながら飯豊の急登は冗談のように急です。日本三大急登に入っていないのが不思議なくらい。しかも松の根っこが露出して歩きにくいこと。雨脚も弱まる気配を見せず、姫子の峰でレインジャケットを、本降りになってきたイチジ峰でレインパンツを履きました。
 途中下りて来る方から「おっ、好日山荘の!」なんとお客様でした。花の状況を伺うと、ハクサンイチゲはもう終わりだね。ただヒメサユリがちょこっと咲いていたよとのこと。ありがとうございます。その言葉で大石山まで踏ん張ることができました。しかし稜線に出ると風も強まり、びっしょり濡れて頼母木小屋到着。中から女性の笑い声が。なんとこちらもお客様お三方でした。
 水場を教えて頂いたり、夕食の時にお漬物などをご馳走していただきありがとうございました。その後もうお一方到着し、風雨の音を聞きながらシュラフにもぐりこみました。
 
 2日目、起きてみると窓の外が明るい?表に出ると雲は多いものの晴れそうな雰囲気。
 ラーメンの朝食を済ませ、勇躍朳差岳に向けて出発です!大石山までの道中、昨日ガスの中で見た花々が朝日に輝いているのはなんとも言えませんでした。ハクサンイチゲは終わりかけでしたがヒメサユリのつぼみを沢山見つけました。気の早いのはもう咲いています。足の松尾根の分岐で宿泊装備をデポし、身軽になって1420mの鞍部まで下ります。そして鉾立峰の急な登り!きついですが好天に後押しされてなんとかクリア。また降って朳差岳へゆるく登り返します。藤島玄さんの碑に手を合わせ、ちょっとの登りで避難小屋に到着!そして5分かからず朳差岳!前回来た時はここでガスが晴れ、飯豊の全貌を見ることができた感慨深い場所です。今回も快晴とはいきませんが飯豊を見渡すことができました。朳差岳とは相性がいいのかもしれません。
 のんびりしたら下山です。デポを回収し再び重くなったザックを背負って下ります。途中登って来る方がいたので脇に避けていると「あら、好日山荘の」またまたお客様でした。今回こんなに多くのお客様に声をかけて頂き、本当に嬉しく、またありがたいことだと思います。山で悪いことはできないな。
 さてこの足の松尾根、急な分下りもきついです。姫子の峰まで来た時にはへろへろ。高度計の数値が下がるのを励みになんとか登山口まで到着!照り返しのきつい林道を歩き、奥胎内ヒュッテに帰還しました。
 
 千葉出身のくせに飯豊好きを公言している私ですが、今回は飯豊の神様に「そんなに好きならこの雨の中登ってきてみな」と試練を与えられ、翌日の好天につながったのかもしれません。飯豊がますます身近になったような気がします。

フォトギャラリー

頼母木小屋から朳差岳。ぽつんと小屋が見えます。

足の松尾根登山口。登山届を出しましょう。

いきなり始まる急登。

岩場もあるでよ。

ちょこっと残雪歩き。

滑り易い迂回路。過酷な尾根です。

風雨にさいなまれながら何とか稜線に。

小屋に着いた!

お客様からおすそ分けを頂きました。ごちそうさまでした!

いつものように米を炊く。

翌朝、目指す朳差岳が良く見えます。

最後の頑張りを見せるハクサンイチゲ。

スタンバイ中のヒメサユリ。

気の早い子は咲いていました。

藤島玄さんの碑から二王子方面。

雲が多いですが朳差岳到着!

避難小屋と飯豊。

肉眼では頼母木小屋が見えました。

大石山まで戻ると青空が広がってきました。

名残惜しく振り返る。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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