メンヒ(スイスアルプス)南西稜敗退

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投稿者
なみへ~(おとな女子登山部)
日程
2016年08月24日 (水)~2016年08月24日 (水)
メンバー
経験者1名
友人1名
天候
快晴
コースタイム
ユングフラウヨッホ駅‐20分‐南西稜とりつき
南西稜取りつき‐190分‐南西稜途中まで‐190分‐とりつき‐20分‐ユングフラウヨッホ駅
コース状況
全体的にルーズロック
残置ハーケンや、スリングあり
支点はあてにならないのでカムや長スリングでとりました、
岩がもろいのでとる場所に苦労しました
難易度
Google Map
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感想コメント

スイスアルプスベルナーオーバーラント山群 
メンヒ4107m 南西稜バリエーションルート(途中敗退ですが…)

スイスへ移動した翌日、高度順応を兼ねてメンヒへ登ることにした。
シャモニーに滞在中の長岡ガイドオススメルート、「メンヒの南西稜ルート」で登ることになった。
早速トポを入手すると、偶然にも8月24日初登されたルートでした!

日本人観光案内書でユングフラウ鉄道のチケットの種類や入手方法を確認しグリンデルワルトの駅で購入。
乗り放題のチケットや半額チケットなどがあるので、詳細は観光案内所で尋ねれば教えてくれます。

宿泊していたユースホテルはグリンデルワルトの1個下「Grund]の駅まですぐなのでそこから乗りました。
始発で楽ちん^^
クライネシャイデック駅で一度電車を乗り換えます。
ここで電車にトラブルがあり、途中で泊まってしまいます。
電車を乗り換えホッとしたところで、憧れのアイガーの玄関口「アイスメーア駅」に到着。
ここで5分時間がありトイレタイム、そこで日本のタレントさん発見。
大きな声でいえませんが、ここ数日アイガーのミッテルレギ小屋の予約がとれず
やきもきしていましたがちょっと理由がわかりました。頑張って行ってきてください。

私たちは最終駅ユングフラウヨッホ駅でおります。標高3454mです。
小さなお子様もいらっしゃいましたが、高山病でしょうか。。。嘔吐している姿もみられました。
おとなと同じ感覚で簡単に連れてくるよりも、一駅ずつ高度をならした方がいいように思います。


さてさて、本日いきなりバリエーション!?高度4000mで?
『楽しみ~♡』の感覚はすでに取りつきにいくまでに消えていました・・・。
ク…苦しい… ユングフラウヨッホで30分位ゆっくり高度順応するって言ってなかったっけ?
先行パーティーが続々取り付きに向かうので、その流れで歩き始めることとなった・・・。
足が重いっす、時差ぼけはないけどそういえば本日月のものがやってきた。。。女っていやね。

トレースはしっかりつけて頂きましたので、迷わず発見しました。
チムニーっぽい場所ですが、チムニーのぼりでなくフェイスからでもガバがあったようです。
無我夢中で登りついたので、内容はあまり記憶にありません。
どこをもっても岩がもろい感じ、3点支持をしっかり確認しながら登ります。
コンテニュアンスやロープなしで歩きたい場所もあいましたが、不安の方が勝ってしまい安全に。
そのため時間がかかってしまいます、呼吸も苦しい・・・。
何ピッチかクラックのルートや細かいホールドの場所もありました。

すごく天気がいいのになかなか頂上までの距離がすすまない。
先行パーティは、もうあんな先にいるのになぁ~~~、無言で登る。
そしてとうとうリーダーの決断、戻ろう。敗退しよう!
「そうだ、そうだそうしよう^^」なんだかんだで潔く敗退。
ただその敗退も楽ではなかった、懸垂支点があまりないのでクライムダウンです。
それぞれの得意なムーブでクライムダウンしていきます。
懸垂下降で降りれるところは懸垂で、登りと同じ時間をかけて下山しました。

高度順応、、、疲れました。
とりあえず、今夜はユースホテルに戻り明日ノーマルから出直すことになりました。
思えばここでメンヒヨッホ小屋に泊まればよかったのですが、
宿の予約をダブルでとることまでは頭が回らず・・・。
明日、一からやり直しすることになりました(笑)

フォトギャラリー

アイガーの麓のユースホテル

先行パーティーが豆粒です

高度順応なしで電車おりてすぐ・・・苦しい

そして壁が・・・

とりつきはいきなり割れ目!?

だから息が・・・苦しいってば!!

どんどんあがる高度、とんがってます

先行パーティーまち岩が逆走だしもろいし

ついていきなりバリエーション苦しいです、酸素プリーズ

この日はパーティーが結構いました

先行パーティー待ち、呼吸整えて見守る

いやぁ~~ どうなんるんでしょコレ

敗退決定~~ちょっとうれしそう?

影のわたしがささやいた、これ以上登ったら帰れないよ(笑)

懸垂支点なんてほぼないからクライムダウン、練習しといてよかった~

たまにある懸垂支点、ダイジョブデスカ?

メンヒの下部は危険がいっぱい

シャリバテ気味です、もう歩けない・・・ひっぱって~~

違う角度からのとりつき

メンヒ、明日はノーマルルート

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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