三郡山系を歩こう!!Vol.1 『裏宝満 猫谷川新道ルート&大谷川ルート』
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2016年09月10日 (土)~2016年09月10日 (土)
- メンバー
- 天候
- ☀時々☁
- コースタイム
- 《 往路 》地図上赤線
猫谷川道登山口(60分)釣舟岩(10分)金の水(10分)普池の窟(10分)主稜線(10分)宝満山キャンプセンター
《 復路 》地図上青線
宝満山キャンプセンター(10分)宝満山(10分)宝満山キャンプセンター(5分)女道-大谷尾根道 分岐(50分)大谷尾根道-猫谷川道2合目 分岐(10分)猫谷川道登山口
- コース状況
- 猫谷川道、大谷尾根道、共に少ない標高差の中で分岐が非常に多いです。
地図上では迷路の様に入り組んでいます。分岐にて進行方向の確認を必ず行いましょう。
地形図必須。GPSあれば尚良し。
右側の地図を拡大してご覧ください。青丸が分岐です。
青丸をクリックすると分岐の名前が表示されます。(便宜上独断で名前を付けています)
お手元の地図か、国土地理院HPの地形図で確認してください。
《 猫谷川道(登り) 》
・2合目~釣舟岩は全体的に踏み跡が不明瞭
↓↓↓ここからは沢から逸れています。地形図に記載の無い道です↓↓↓
・約400m付近 3合目以降で今回は尾根に取り付く 尾根-猫谷川道の分岐を示す道標は無し
・約400m~450m付近 踏み跡が薄い ピンクテープあり
・約450m~500m付近 踏み跡が薄い ピンクテープなし 地形図・GPS等駆使して現在地・方向を要確認
・約500m付近 大谷尾根道-猫谷川道の分岐あり 猫谷川道に向けて尾根をトラバース 踏み跡が薄い ピンクテープなし トラロープでルートガイドあり
↑↑↑ここまでは沢から逸れています。地形図に記載の無い道です↑↑↑
・約500m付近 猫谷川道5合目付近に合流
・約540m付近 猫谷川道(本道)&大谷尾根道-猫谷川道(急登)の分岐あり 急登を選択
踏み跡が薄い ピンクテープあり 最も岩が多い区間
・釣舟岩以降は踏み跡明瞭。
《 大谷尾根道(下り)》
・女道-大谷尾根道の分岐直後にて。ルート沿いに土嚢が積載されています。土嚢沿いに進み過ぎるとルートロストします。途中土嚢を跨いで大谷尾根道に入ります。
・コース名は「尾根」と付きますが、しっかりと尾根道になるまで(約570m地点まで)は、地形的に谷⇒尾根⇒谷を繰り返して尾根のトラバースに入ります。この区間は尾根のトラバースに入るまでは踏み跡が薄いです
・約570m前後~猫谷川道2合目 踏み後明瞭
・約390m地点 大谷尾根道-猫谷川道2合目 分岐点にて。大谷尾根道方面は倒木でしばらく人が入っていないor入る人が少ない様に見受けられました。両ルートの分岐直後を比較すると、大谷尾根道方面は踏み跡が踏み固められていません。
- 難易度
-
感想コメント
今回から不定期で作成していこうと思う『三郡山系を歩こう!!』シリーズ。
超メジャーな定番コースからほとんど聞いたことがないコースまで、幅広く三郡山系を歩いてみたいと思います。気まぐれなので思い立った時にフラ~っと歩いてホワ~っと記事を上げていきます.
どうぞよろしくお願いします!
初回はみんな大好き三郡山系の中で最も代表的な宝満山……を!
その裏側(南東側)から登る、いわゆる『裏宝満』と呼ばれる方面から登山しました。
気付けば8月も終わり、9月に入って朝晩が涼しく、日中の暑さも徐々に和らぎはじめた今日この頃。
それでもやはり日中はうだる様な暑さなので、前回に引き続いて沢沿いを歩く登山を敢行したい!
という考えもありつつ…
さて、『裏宝満』には主だった登山道が4コースあります。
① 大谷尾根コース
② 猫谷川コース
③ 堤谷コース ※入口付近は私有地で入れません。④から「百日断食碑」で合流します。
④ シラハケ尾根コース
今回は②猫谷川コースで登り、途中の釣船岩、金の水、普池の窟に寄り道してから稜線へ。
キャンプ場で休憩後に宝満山山頂に。
下りは④大谷尾根コースで猫谷川コース2合目を目指して下山。
という行程です。
〇猫谷川(新道)コース
沢沿いで滝が多くて涼しく、登山者が少ないので静かに歩けます。
鎖やロープが数ヶ所ありますが特に難しい内容ではありません。
標高500m以降で一部ピンクテープが無く、分岐が増えるので道がやや分かりづらいです。
〇大谷尾根コース
キャンプ場から50m程下った所に④への分岐(750m地点)があります。
分岐以降から約630m地点まで谷⇒尾根⇒谷となりますが、踏み跡が少し薄いです。
その後は非常に歩きやすい尾根道です。
竈門神社、鳥追峠方面の分岐を直々見かけます。方向の確認をしっかりと。
大半の登山者が利用する正面登山道と比較すると、自然そのままの雰囲気を楽しみながら登ることが出来ます。
また、場所やコース内容の関係で登山者数が圧倒的に少なく、静かな山歩きを楽しめる魅力がありますね。
たまに道迷いが発生している様ですが、ルート、分岐、ピンクテープなどをしっかり確認して登れば、いつもとは違った宝満登山が楽しめますよ!!
裏宝満の各ルートは主稜線の東側になります。日没が早くなるこれからの季節は、下山の際の樹林帯で想像以上に暗くなるのが早まりますので、ヘッドランプを必ず携行ください。
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・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。