奥日光 日光白根山・東稜 ~秋の静けさを求めて~

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投稿者
大島
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日程
2011年10月17日 (月)~2011年10月18日 (火)
メンバー
単独
天候
晴れ
コースタイム
1030スキー場(30分)スキー場上(90分)外山コル(60分)前白根山(60分)1430小屋

550小屋(20分)東稜左壁(40分)2400mトンガリ岩(15分)ルンゼ入口(20分)山頂(30分)五色沼小屋(60分)外山コル(60分)スキー場トップ(15分)湯元スキー場
コース状況
白根沢右岸は荒れているといえば荒れているし
いつも通りと言えばいつも通りな感じ
前白根いつも通り風強し
水場 出ていた
奥白根山 土は凍っていたが雪などは無し
気温はマイナス2度(7:00山頂)

紅葉は竜頭の滝辺りでした
バスも電車も平日でしたが混雑しており
休日は、予定通りには進めないと思ってください
難易度
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感想コメント

以前、来た時に気になっていたルートを登ってきました!
私の好きな一般登山道以上アルパインクライミング未満のハイグレードハイキングルート!!

入山前にネットで検索をしてみましたが情報がまったく出てこなかったルートです。
(理由としては、一般登山者には難しく。クライマーには物足りない難易度の為でしょう。

Ⅱ級程度の簡単な岩登り区間(ルート長で60m程度)がある初級バリエーションコースです。
このルートは山頂から丸見えで、下山に使うと一般登山者が迷い混みかねないので下山には使用しない方が良いかと思います。
装備は、メット、ザイル30m~、簡単な確保用具程度で大丈夫です。

一般登山道上は、危険箇所・新たな崩落・倒木は見受けられませんでした
五色沼そばの水場も使えました。


☆東稜詳細

小屋から少し歩き一般道を外れ森の中に入り岩場を目指します。
取り付き岩場は、正面壁ルンゼ状、左壁、岩場右の雪崩走路の三箇所が主な取り付きになります。
正面壁ルンゼ状-岩的要素は少ないが草付きの斜面で立ち木も細い。いろんな意味で悪い。(知人談)
左壁-ホールドも掴みやすいのが多く登りやすいが高度感がかなりある。確保無しで登れる。が恐い。
   後日、入山した知人は確保したとのこと

岩場の上に出るとザレた急斜面をしばらく上がる。
2400mを越えると尖がった岩(トンガリ岩)が目に付く、それを越えると
崩落でナイフリッジ状になっていてわずかでルンゼの入口前の小さい広場になる。
ゴーロ状ルンゼはあまり壁によると落石の恐れがあるので注意してください。

ゴーロルンゼを登っていくと前白根から確認できたチムニーに辿り着き、ホールドも豊富なので直登しようと近づくと…

!?(゜д゜;)

チムニーの足元に深い穴が開いていた 深さ10mくらいだろうか
落ちたらスッポリと入っていく あの世への入口の様な縦穴が!(仮:地獄門チムニー)
さすがに心理的にきついので迂回して上がると直ぐに一般道に合流
そこから1分程で山頂へ至る。

ゴーロルンゼに入らず、尾根を通ことも可能。
大岩には弱点が分かりやすくありますが 脆いので気を付けてください。大岩は右から巻いて尾根に戻ることもできます。
大岩を越えると溶岩尾根になり開放感が高く、景色も良い。素晴らしい岩稜だそうだ
こちらを行く方が東稜としては一貫性があり美しい。

いつか、冬期にコレを詰めてみていたいと思い下見の登山でしたがとても楽しく充実したものとなりました。
冬期に登るには、私の技術ではまだまだ先になりそうですが
新たな目標が持てたので 今後の山歩きが楽しくなりそうです。

以上。

この辺りは場所柄携帯も通じず、登山口からも時間がかかります。
事故を起こしたら重大な結果を招く可能性が非常に高いです。

入山される方は、細心の注意と必ず登山届けを

フォトギャラリー

朝日を背負う日光連山

スキー場末端

外山コル 冬道は藪ですね

これが左の写真の冬の時

男体山と中禅寺湖

明日のルートの検証で風に耐えながらにらめっこしてました(^_^;)

水場 

別荘その2(笑)

東稜取付の岩場 近くで見るとデカイ!!

左壁 朱に染まる この辺りから登りました

正面壁 岩の要素は少ない。冬期はココからになるだろう

正面壁左側面 

2400m付近 尖がった岩の先はナイフリッジが続く

ゴーロルンゼ入口 右手が直登尾根。左手が山頂直登

チムニーの足元  ぽっかり空く穴。深い

チムニーの上ら辺 チムニーの写真が無かった(/_;)

おなじみ山頂 

湯の湖 

湯元の源泉 硫黄くちゃい(゜д゜;)

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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