近畿百名山 大峰・中八人山

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投稿者
本田 康之
イオンモール各務原店 店舗詳細をみる
日程
2016年11月16日 (水)~2016年11月16日 (水)
メンバー
名古屋栄店  本田康之
天候
快晴
コースタイム
高津川出合登山口(40分)植林小屋渡渉地点(60分)トラバース地点(55分)南八人山(20分)中八人山(40分)奥八人山(60分)西八人山(25分)中八人山(15分)中八南八鞍部トラバース分岐(60分)トラバース地点(28分)植林小屋渡渉地点(29分)高津川出合登山口
コース状況
アプローチ
・マイカーは国道425号大野出合で大野方面へ、高津川出合に駐車スペースあり
・十津川温泉から大野片川まで十津川村営バスがありますが、1便のみで現実的ではありません

①高津川出合に登山口ポストがあり、山側にすぐに登山道があります
②高津川沿いに植林小屋まで行きますが、1箇所、ガレ気味のトラバースに危険箇所あります
③北谷出合にある植林小屋横の道を高津川まで下りると、渡渉地点の赤いマーキングがあります
④北谷出合からはモノレール軌道に沿って、ひたすら登りますが、迂回地点もありますが、結局モノレール軌道に戻ります
⑤中盤で傾いた鉄梯子や空中に浮いたような鉄階段が数箇所出てきて、モノレール軌道を手掛かりにしながらの通過に時間がかかります
⑥鉄階段や鉄梯子地帯を過ぎ、約1200m地点あたりのマーキングでモノレール軌道を外れ、右へトラバース道に入ります。その後、3分ほどで左手の上の木にマーキングがある地点に出ます。この地点では急な尾根筋をまっすぐ上がるのが正解です。このままトラバースする道の方が綺麗ですが、かなり迂回していて、途中で道がわかりにくくなりますので注意が必要。
⑦南八人山には標識はないです。木があまりなく、風が抜ける山頂なので、この時期は防寒着が欲しい
⑧中八人山は南八人山の隣ですぐに行けます。中八人山にも標識が見当たりません。
⑨中八人山~奥八人山は中八人山直下の岩場のトラバースとその下のヤセ尾根が危険ポイントです
⑩奥八人山には標識があります
⑪奥八人山~西八人山は中八人山直下でトラバースして、直接、向こう側の尾根に出れます
⑫中八人山手前で宮ノ谷ノ頭・下八人山方面の分岐があり、マーキングがあります
⑬西八人山にも標識はありません
⑭中八人山・南八人山鞍部のマーキングがトラバース道の入口です
⑮このトラバース道をたどると、すぐにモノレール軌道の終点出れます
⑯モノレール軌道終点からしばらくすると、崩れた部分があり、それを超えると道が不明瞭で、すぐ真上に南八人山のなだらかな山頂部分から来ている尾根が見えます。おそらく、この軌道沿いに行くと、トラバース道でしょう。今回はここで上に上がり、行きに使った道をたどりました。
⑰南八人山直下は道が不明瞭ですが、赤いマーキングを探して下りましたが、かなり急坂です
⑱モノレール軌道の上部の傾いた鉄階段や鉄梯子は下り部分は大丈夫かと緊張します
⑲立ち寄り湯は湯泉地温泉泉の湯が400円(10:00~21:00・火曜休)、湯泉地温泉滝の湯が600円(8:00~21:00・木曜休)です。十津川温泉もそう遠くないです。
⑳十津川温泉周辺には夕方に食事ができる場所がほとんどありません
難易度
Google Map
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感想コメント

中八人山(なかはちにんやま・1396m)は大峰山脈南部の証誠無漏岳から西に派生する尾根にあり、近くに下八人山・奥八人山・西八人山・南八人山とサブピークが揃うものの特にこれといった特徴があるわけでもないです。山主が8人いたことから名付けられたようですが、近畿百名山の中でも難攻の山に挙げられ、アプローチも遠く奥深い山です。
この山に登るには①大峰主稜・証誠無漏岳から往復②滝川沿い滝谷橋から石仏山経由③笹の滝から下八人山経由となりますが、今回は最短の④大野川支流高津川から登りました。このルートは林業用モノレール沿いにひたすら登るコースで、時にはこのモノレールの軌道を手がかりに登りながら、さらに上部には傾いた鉄階段や鉄梯子があり、南八人山直下で道が不明瞭になるなどハードな登山道です。
人があまり行かない山なので、ヤブ山だと書かれてありましたが、山頂部にたどり着けば、丘みたいな山でなかなかいい山です。唯一、展望がある南八人山からは南奥駆の主稜線が望め、しばらくのんびりしたくなるピークです。今回は南・中・奥・西・下八人山と辿るつもりでしたが、南八人山以外はあまりかわりばいしないようなので、遠くなる下八人山だけはパスしました。この中で中八人山が目的でしたが、ここには二等三角点があるものの、標識も展望もなく面白みはなかったです。奥八人山には標識があり、西八人山は登山道から外れていることからヤブっぽいピークでした。
帰りは往復になりますので、またモノレール沿いに下って行きますが、南八人山と中八人山鞍部から地図にある南八人山をトラバースする登山道が途中からわからず、結局、南八人山直下から来た道を下ることになりました。下っていると登りでトラバースしすぎて、間違った箇所は結局、これではないだろうと思っていた尾根を直登するのがわかりましたが、踏み跡がほとんどないような箇所に登山道があり、これはシビアです。マーキングはありますがおそらく、登るときには疑い、トラバースしていくだろうと思いました。
モノレール沿いの道も下るといかに急登だったのかよくわかりましたが、傾いた鉄梯子も下るほうがもっと嫌な感じで、高津川に出るとホッとした気持ちになります。
朝から晩までではなかったですが、結構疲れた一日でした!

フォトギャラリー

南八人山は信州の高原のようでした

高津川出合からスタート

植林小屋までは川沿いを上がったり、下がったりします

このトラバースがイヤです

植林小屋が見えてきました

ひたすらモノレール軌道を進みます

傾いた鉄梯子が連続します

道が不明瞭なトラバース道

ようやく南八人山直下に出ました

南八人山1408mから釈迦ヶ岳方面

中八人山1396m

奥八人山へはややヤセ尾根あり

途中、笠捨山付近の南奥駆の稜線が見えます

奥八人山1286m

中八人山と西八人山へ

中八人山もきれいな丘です

何もない西八人山1396m

モノレール軌道終点を発見

急な尾根を下って行きます

帰りの鉄梯子もイヤでした

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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