今シーズンの雪山はじめは伯耆大山
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2016年12月25日 (日)~2016年12月25日 (日)
- メンバー
- 天候
- 晴れ時々曇り
- コースタイム
- 南光河原駐車場→44分→三合目→16分→五合目→7分→行者谷分かれ→14分→六合目避難小屋→34分→八合目→8分→石室方面との分岐→17分→大山頂上碑→19分→石室5分→石室方面との分岐→8分→八合目→25分→六合目避難小屋→7分→行者谷分かれ→2分→五合目→11分→三合目→27分→夏山登山口→5分→南光河原駐車場
■歩行:4時間11分
- コース状況
- 登山口から積雪はありますが、深くありません。
ところどころで木道や岩が見えています。
6合目からアイゼンを装着。
雪はしっかり締まっており、歩きやすいです。
- 難易度
感想コメント
昨シーズンは驚くほどの暖冬で雪が少なかったのですが、今シーズンは寒くなる雰囲気。
しかし、12月に入り寒くなったかと思えば、暖かさが戻ったりして、現時点では雪が多いとは言えない状況です。
そんなわけで、今年はまだ雪山に行けていませんでしたが、クリスマスである25日は日本列島は高気圧に覆われて全国的に晴れ予報ということで、伯耆大山に向かいました。
伯耆大山は残雪期と夏に登ったことがありますが、まだ厳冬期の大山の山頂の姿を見たことがありません。
朝の2時に起きて神戸を出発。
途中、少し寝て、朝ごはんを食べて7時に大山寺の南光河原駐車場に着くと、ほぼ満車でした。
快晴予報の休日ということで、今日は人が多そうです。
夏山登山道で登ります。
このルートは北側にあるため、朝のうちはまったく日が当たりません。
薄暗いブナ林をたんたんと登っていきます。
積雪はありますが、それほど深くなく、ところどころで岩や木道が見えています。
5合目までは緩やかな登りです。
6合目でアイゼンを装着。
雪は締まっていて歩きやすい。
7合目まで登ったあたりで、ようやく大山の稜線の向こうから太陽が姿を見せ、周りを明るく照らしはじめました。
枝についた雪がキラキラしてとてもきれいです。
6合目~8合目の急登を登り切ると、頂上の台地が現れます。
この景色がとても美しい。
ダイセンキャラボクに雪がつもり、白いモコモコとした物体がたくさん並んでいます。
木道はまだ雪に埋もれておらず、この木道を歩いて弥山の山頂に向かいます。
振り返ると弓ヶ浜の景色が美しい。
登山口から2時間半ほどで弥山の山頂に到着しまいた。
積雪が少なったせいか、ほぼ夏と同じコースタイムです。
ここから剣ヶ峰に続く稜線がきれいです。
※このルートは夏も冬も立入禁止となっています。
暖かく風もないので景色を眺めながら1時間ほどのんびりしていました。
こんなに暖かいのだったら、カップラーメンを持ってきたらよかったなぁ。
冬山装備なので行動食しか持ってきていませんでした…
雲が出てきたので、名残惜しいですが下山を始めます。
7合目あたりで雲に覆われますが、ここで思わぬプレゼントが!
雲の中を下っていると正面に丸い虹が出ました。ブロッケン現象です!
背中から太陽が照っていて、正面に雲がスクリーンのようになっているので条件はぴったりです。
ただ、下り坂なので虹の下半分が切れています。
思わぬクリスマスプレゼントでした。
大山の北壁を眺めるために、帰りは元谷のほうへ向かおうと思っていましたが、一向に南壁に日が差し込む気配がなく、諦めて夏道を戻りました。
この時期は太陽の角度が低く、北壁に日が差し込むのは1日のうちでほんのわずかな時間なのかもしれません。
天気がよく、とても楽しい雪山登山でした。
おそらくこれが今年の登り納めになるでしょう。
来年もたくさん山に登りたいです。
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