関西の雪山(32) 　比良・蓬莱山

蓬莱山（ほうらいさん・1174ｍ）は日本300名山の一つで、南比良の主峰。琵琶湖バレイスキー場のロープウェイで打見山まで上がれば楽に登頂できるが、麓からの登山道もしっかりしていて、登山客も多い。山頂からの展望は抜群で南は比叡山、北は武奈ヶ岳など比良の山並みが望まれ、真下に琵琶湖が望める。
冬季は琵琶湖バレースキー場を利用してのスノーシューも人気ですが、登山としては西側の平や東の栗原から入山して、権現山経由で蓬莱山までのコースがあります。
今回は公共交通機関を利用するので、バスの時間が早い栗原から入りました。先週や今週の雪がまだ和邇周辺でも残っており、教団分岐から先の林道からは除雪もなく、ここからスノーシュー装着になりました。しばらく新しそうなトレースがあり、たどるとズコノバン手前で先行者がいて、この人のトレースでした。予定の霊仙山はトレースもなく時間が大幅にかかりそうなので、パスしました。
ズコノバンから先はノートレースで、スノーシューでも重い雪がのしかかりますが、ワカンであれば膝くらいきそうな深さで、権現山までがしんどいラッセルでした。
稜線にあがるとホノケ山の登り以外はゆるやかな感じで、トレ-スがなくても順調に進め、ガスの晴れ間から見え隠れする琵琶湖を眺めながらも前方の蓬莱山の距離を詰めていきました。小女郎峠から先は下ってきた登山者のトレースを使うことができ、これまでの苦労もねぎらえました。
今日は早めに名古屋に帰る必要があり、下りはロープウェイ使用。
打見山からの下りもトレースはある感じでした。