西丹沢早春 ザンザ洞本谷(玄倉川流域檜洞支流 同角山稜東面)

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投稿者
伊藤 岳彦
横浜西口店 店舗詳細をみる
日程
2017年03月22日 (水)~2017年03月23日 (木)
メンバー
単独行
天候
コースタイム
玄倉(180分)ユーシン(50分)ユーシン沢出合(35分)ザンザ洞出合(80分)大岩の滝(40分)大棚(60分)稜線登山道(100分)ユーシン(150分)玄倉
コース状況
本文をご参照ください
難易度
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  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント






ザンザ洞早春




  2017/3/22(水) 晴

玄倉[12:24]…青崩隧道[13:59]…ユーシン幕営地[15:28]



  2017/3/23(木) 曇時々雪

ユーシン幕営地[10:23]…入渓点[10:55]…ユーシン沢出合[11:14]…ザンザ洞出合[11:48]…ニノ沢出合[11:56]…大岩の滝[13:11]…四ノ沢出合[13:41]…大棚[13:51]…稜線登山道[14:52]…ユーシン幕営地[16:36/18:11]…玄倉[20:53]





目次


  • Ⅰ ザンザ洞本谷遡行

  • Ⅱ 概要と案内




  • Ⅰ ザンザ洞本谷遡行


    玄倉林道は車輌通行止です

    ザンザ、ザンザと水の流れる音が響き渡るという西丹沢の秀渓ザンザ洞
    同角沢とともに、玄倉川流域を代表する沢として古くから知られ、豪快な棚を幾つももち、登攀的な沢登りを楽しむことができます。
    檜洞丸から南に連なる同角山稜の東面に位置し、ユーシンで玄倉川に注ぐ檜洞の支流ですが、アプローチが長いため、訪れる人はそれほど多くはないようです。
    ちなみに丹沢では沢を、滝を、山をと呼ぶなど独特な表現が定着しています。
    3月下旬とはいえ、いまだ春の訪れを実感できないほどの寒さですが、天候に恵まれない春山に無理に突っ込むよりも、ちょっと気の早いスリリングな沢登りに気持ちが傾いてしまったので、今回は静かで奥深い西丹沢へ向かうことにしました。

    西丹沢へ向かうときは、決まって道の駅山北で仮眠するのが定番。
    翌日は丹沢湖を左に望みながら、玄倉まで進みます。
    例年通りなら、玄倉からさらに林道に入り、仲ノ沢林道を左に分けて進んだゲート前まで進入できるのですが、今年からなのか、林道への進入は禁止!!
    玄倉バス停の先、玄倉林道起点(玄倉川橋との分岐地点)より300m先にゲートが新設され、代わりに玄倉バス停の隣に無料駐車場が作られていました。
    これも昨今のユーシン渓谷散策人気の影響なのでしょうか。


    玄倉林道の情報はこちらをご覧ください


    ユーシン渓谷駐車場の情報はこちらをご覧ください


    これじゃあ小川谷廊下に行くのが大変だなあ、と全然関係ないことを思ってしまいましたが、さてこの無料駐車場、時間は【8:00~17:00】と看板に記されてます。
    入口に鎖はありますが、ゲートはなく、管理人も特にいない模様。
    ただ今回は泊まりの山行で来ているので、いくら無料でも勝手に一晩放置はまずいだろと思い、駐車を断念。
    仕方ないので、玄倉川橋を渡った右手に駐車スペースがあるのを思い出し、そこに車を停めることにしました。ここなら誰にも迷惑をかけません。
    ちなみに帰り21:00頃戻ってきたときには、無料駐車場に鎖はかけられていませんでした。

    ゲート新設のために3kmほど多く歩くことになってしまいましたが、気を取り直して出発。
    この日はユーシンまで行くだけなので、のんびりと玄倉川沿いに歩いて行きます。

    西丹沢の水系は丹沢湖を基点に、東に玄倉くろくら川、北に中川川、西に世附よづく川に分かれます。
    中でも玄倉川は、鍋割山から檜洞丸まで、丹沢主脈でぐるりと囲まれた山域の全ての水を集める大渓谷で、花崗岩や石英閃緑岩から構成される明るくも険しいダイナミックな渓谷美で知られます。
    上流部は関東大震災などで発生した大規模な土石流により広い河原を形成。中流部から下流部の深い谷間は、ユーシン(友信)渓谷と呼ばれ、なかでも同角山稜の末端に位置する仏岩付近はかつて丹沢黒部の名を与えられていた、と登山体系には記されています。

    ここ数年、ユーシン渓谷の人気がとても高まっていると聞きます。
    青い絶景、ユーシンブルー
    ファンタジーっぽい渓谷と、ヘッ電(懐中電灯)必須のトンネルで冒険気分が味わえる秘境巡りが人気を集めているそうです。
    3月平日の午後だというのに、何組もの方とすれ違いました。
    例えブームだとしても、多くの方が自然に親しむのはとても良いことだと思います。

    玄倉川の明るい渓相はとても気分がよいもの。
    新緑や紅葉の時期に訪れると、この分だときっとスゴい賑わいを見せることでしょう。
    裏丹沢にも神ノ川かんのがわ渓谷がありますが、趣がよく似ているような気がします(但しこちらは2017年3月現在、林道通行止)。


     ↑ 玄倉川を見ながら

    残念ながら玄倉第二ダムでユーシンブルーを見ることもなく、淡々と通過。
    西日の射す雨山橋を渡り、夕方にはユーシンロッジに到着。


     ↑ ユーシンロッジ

    ユーシンロッジは近い将来再建される計画はあるようですが、現在は閉鎖中。
    避難所として一部開放されているらしいですが、どうみても昭和の香り漂う廃墟。
    “幽神”という宛字もあるらしく、幽霊が棲んでいそうな雰囲気です。
    夜は緑の非常灯があちこちに点いているので、さらに恐怖感アップされています。
    こういうところは苦手なので、そそくさとロッジを離れ、適当に沢へ降り、幕営地を探します。
    檜洞は下流部に堰堤がありますが、平坦な地形が多いので幕営地には事欠きません。
    今回はそこをベースキャンプにし、軽装備で遡行後、登山道で戻ってくるつもりです。


     ↑ 最初の堰堤上で幕営

    冬の間、雪の上でいつも幕営し、美味しくない水を作っていましたが、それに比べるとやはり沢ビバークは本当に天国ですね!
    物干しも焚き火もできて、水はいくらでも簡単に手に入ります。
    この夜は夏用シュラフにくるまり、久しぶりの焚き火に当たりながら、読書に勤しみました。



    まずは檜洞を遡ります

    翌日、空はどんよりと曇り、風は冷たいですが、防寒対策をしっかりとし、気合いを入れて出発。


     ↑ 明瞭な道を辿ります

    ロッジ右手から続く旧登山道を辿り、2つの小屋の横を通り過ぎると、小さな沢を横切ります。
    道は左右に分かれますが、あまり気にせず左へ。堰堤上の道から電力小屋まで進みます。
    道は行き止まりですが、堰堤上に出られるので、ここからとりあえず入渓してみました。


     ↑ 電力小屋?

    ここからいざ入渓!と思いきや、すぐ先に泳がないと取り付けない滝が出現!
    仕方ないので、左岸斜面に取り付き、再び踏み跡をもう少し歩くことにします。
    どうやら先の分岐は右が正解だったようです。


     ↑ いきなり泳ぎたくない......

    上の滝を高巻くような感じで踏み跡を辿りますが、道は意外に悪く、崩落も進んでいます。
    しかし、赤テープなどの印は豊富にありました。


     ↑ 道は悪いです

    “下降点”の標識があるらしいですが、よく分からず(というか気付かず)、古い標識のあるところから道がさらに登りになっていたので、この辺りから沢へ下降。
    いよいよ入渓です。


     ↑ 古い標識から沢へ降りました


     ↑ 入渓点より

    檜洞はミニ上越っぽい明るくやさしい渓。
    緑滴る5月半ば、白ヤシオツツジが咲き誇る頃に訪れるのが一番いいそうですが、さすがに3月では微塵も爽快感がありません。
    水は当然冷たいですが、指がちぎれそうな感覚はないので、これなら何とかなりそうです。
    沢歩きの要領を体が思い出したところでまず現れるのが5m滝。


     ↑ 5m滝①


     ↑ 5m滝②


     ↑ 左から簡単に巻けます

    ユーシン沢出合の手前には、きれいなナメ床がありました。







    やがてユーシン沢出合へ。


     ↑ ユーシン沢出合


     ↑ さらにナメ床が続きます

    檜洞の中流部には珍しい岩が幾つかあります。
    まずはスッパリ切れた平らな岩。この岩の上で幕営したら気分良さそうです。


     ↑ 平らな岩


     ↑ テント張れそうです


     ↑ ちょっとだけ傾いている?

    そしてすぐ先に現れるのが、サイコロみたいな大岩。


     ↑ 結構デカいです

    巨岩のオブジェを楽しみながら、トントンと進んでいくと、いよいよザンザ洞出合に到着です。


     ↑ ザンザ洞出合




    ザンザ洞に入るといきなり核心

    ザンザ洞は檜洞右岸より小滝をもって出合います。
    沢はぬめった苔が多く、とても滑りやすい状態なので、注意が必要です。


     ↑ ザンザ洞へ

    沢に入るとすぐに右岸より一ノ沢が出合いますが、水量はとても少な目。


     ↑ 一ノ沢

    右に曲がって少し進むと、早くも核心と言われる二俣に到着。
    正面の本谷に2段20m滝がかかり、左岸にニノ沢が15m滝を懸けて並んで出合うところです。


     ↑ 核心の二俣


     ↑ 本谷2段20m滝(本谷F1)


     ↑ こちらはニノ沢15m滝(ニノ沢F1)

    本谷のF1登攀はかなりのエキスパート向け。
    通常は二ノ沢F1を登り、本谷とニノ沢の中間尾根を乗っ越して本谷に入るのがセオリーになっているようです。
    しかしニノ沢F1の登りもなかなか難しそう。
    下部は問題なく上がれますが、最後の上部5mはぬめった感じで、落ち口に這い上がるところがちょっと厳しい。
    私には難しいムーブになりそうだったので、結局安全第一の高巻きを選択しました。


     ↑ 上部の様子

    高巻きと言っても、明瞭な踏み跡がある訳ではないので、ここはセンスが問われるところ。
    少し戻って、左岸のルンゼ状の斜面、登りやすそうなところに取り付きます。
    今回は雪の斜面やザレ場トラバースを想定し、66cmアックスを持参してきたのがとても役立ちました。
    しかし結構斜度がきつく、安全なトラバースをするためにかなり高いところまで登ることを強いられます。
    アックスを駆使して、慎重にトラバースし、何とかニノ沢F1上部まで。
    ここからは連続懸垂下降で、上手に斜面を下ります。
    支点となる灌木は豊富なので、20mロープでも何とかなりました。


     ↑ ニノ沢F1の落ち口

    登山体系では、ニノ沢が最も遡行価値があると記されていますが、今日は本谷の遡行。
    ここはまだ隣のニノ沢なので、ここから中間尾根を越えて、本谷に入らなければなりません。
    しかしこの高巻きも決して良くはありません。
    白ザレの道があるという記録も散見されますが、明瞭とは言い難いもの。
    またもアックスを駆使し、灌木頼りに斜面を強引に直上すると、本谷F2を見下ろす地点を越え、最後はロープなしで本谷に入ることができました。


     ↑ 本谷F2は2段8m滝


     ↑ 本谷に降りるルート

    F2の上に出ると、続いてF3は巨大なCS滝。
    大岩の滝15mと言われるところです。
    パッと見、どうやって登るんだ?という感じですが、左から容易に直登することができます。


     ↑ F3は大岩の滝15m


     ↑ 左から快適に直上できます

    F3の上は、倒木が散乱する荒涼とした河原状の地形。
    その先で沢は左に曲がり、今度はF4癒しの15mナメが現れます。


     ↑ 癒しの15mナメ

    その先もナメ滝12mが続きます。


     ↑ ナメ滝12m

    この先左岸より三ノ沢が出合うと、今度は象ノ鼻10m滝です。
    想像していたよりも雪があり、ちょっとビックリしてしまいました。


     ↑ 象ノ鼻10m滝

    左側のカンテが象の鼻に似ている、あるいは厳冬期には水流が象の鼻のように結氷することが名前の由来になっているようです。


     ↑ 左側はガバ多そうです

    登れそうでしたが、雪で戦意喪失してしまい、無難に右から巻いてしまいました。
    その後、平凡な渓相が続き、左にガレ沢を分けてさらに進むと、再び二俣。四ノ沢出合です。


     ↑ 四ノ沢出合 雪があります

    本谷は左へ。薄暗いゴルジュのなか、滝を越えていきます。


     ↑ ゴルジュ内は4段15m滝

    最後のハイライトは20mの大棚。
    しかし水量がほとんどなく、何か暗い壁に辿り着いた陰鬱な感じ。


     ↑ 大棚20m

    この大棚はよもや登れないので、セオリー通り左岸からの高巻きとなります。


     ↑ 左岸の様子

    少し登ると、ルンゼ状に抜けられそうなルートが見えます。


     ↑ ルンゼを辿ります

    ここでもアックスを駆使し、何とかルンゼを這い上がると、枝尾根へ。
    ここから本来沢へ戻るべきですが、大棚上は意外に雪が多く、結構難儀しそうな感じに見えます。
    思案の末、このまま枝尾根を直上し、脱出を図ることにしました。
    下部は急峻でしたが、段々と傾斜が緩んでくれば一安心。
    同角ノ頭から南東に派生する枝尾根をまず目指します。


     ↑ 枝尾根を目指します

    やっとのことで枝尾根に辿り着き、後は稜線を目指すだけ、と言いたいところですが、この枝尾根には意外にも“地図にないキレット”が隠されていました。
    しかし幸いにも?雪が豊富であったため、下降は容易。
    ロープもアイゼンも使わずに、滑り台でズルズル滑り落ちました。


     ↑ 地図にないキレット

    登り返しが結構キツかったですが、あとは辛抱強く稜線へ登り詰めるだけです。
    アックス片手に沢靴で雪の中を登りながら、我ながらバカなことやってるな、という感じでしたが、沢の詰めの時に感じる独特な高揚感に包まれました。
    肩で息をしながらようやく登山道へ。
    ザンザ洞キレットよりも少し北に出たようです。


     ↑ ザンザ洞キレット

    稜線に出ると、まるでそれを待っていたかのように粉雪が舞い出しました。
    無事に帰れる安堵感と、自分なりに考えて遡行を完成させた達成感が入り混じったハイテンションな気分は沢登りだからこそ得られる感情。
    今年もこんな感情を沢山味わってみたい!
    遠くに望む丹沢主稜線の思いのほか白く美しい姿に心奪われながら、今年行きたい沢のことを幾つも思い浮かべました。


     ↑ 最後に丹沢主稜線を望む





    Ⅱ 概要と案内


    1 玄倉川流域

    西丹沢の水系は丹沢湖を基点に、東に玄倉くろくら川、北に中川川、西に世附よづく川に分かれます。
    中でも玄倉川は、鍋割山から檜洞丸まで、丹沢主脈でぐるりと囲まれた山域の全ての水を集める大渓谷で、花崗岩や石英閃緑岩から構成される明るくも険しいダイナミックな渓谷美で知られます。
    上流部は関東大震災などで発生した大規模な土石流により広い河原を形成。中流部から下流部の深い谷間は、ユーシン(友信)渓谷と呼ばれ、なかでも同角山稜の末端に位置する仏岩付近はかつて丹沢黒部の名を与えられていたと言われます。
    渓相は登攀的な中上級者向けの沢が多く、まさに丹沢の核心部であると言っても過言ではありません。
    日本登山体系などでは、超メジャーな小川谷廊下をはじめ、流域を代表する秀渓同角沢ザンザ洞のほか、流域最大落差を誇る大滝を抱くモチコシ沢、さらには裸山沢女郎小屋沢など、大滝やゴルジュに彩られる様々な佳渓が紹介されています。
    これら以外にも、小割沢・弥七沢・大杉沢・ヤシロ沢・石小屋沢・鍋割沢などの支流に遡行価値を求めることもできそうです。
    また沢歩き(ウォーターウォーキング)としては、檜洞丸南東面を流れる檜洞はやさしい美渓として知られ、ツツジ咲く新緑の季節に沢中泊で訪れるのもオススメです。

    玄倉川遡行の歴史は古く、昭和初期には主立った沢はすでに開拓されていました。
    当時のアプローチは、寄やどろぎを経由した雨山峠越えによるもの。
    『喪われた岩壁 第2次RCCの青春群像』(佐瀬稔著/中央公論新社)によると、太平洋戦争末期、かの奥山章をはじめ、明日をも知れない十代の若者の多くが、唯一の自己表現の場として、玄倉川流域の沢を攀じ登っていた様子が、見事なノンフィクションで描かれています。


     ↑ 喪われた岩壁

    当時の若者は、夜小田急で新宿を発ち、渋沢駅下車、ランタンをつけて中山峠を越え、寄沢を詰め、雨山峠を経て玄倉川まで片道15kmの道のりを、戦時下の暗い世相のなか通い詰め、ザンザ洞・石小屋沢・同角沢・モチコシ沢・裸山沢・女郎小屋沢・小川谷などの沢を攀じ登っていました。

    “銃後”と呼ばれた都会を一時的に離れ、時代に抗うように自己表現の場を求める姿はあまりにも切実で、登山に傾けるべき情熱とはどのようなものであるべきなのか、75年ほどの時を越えて、考えさせられてしまいます。

    ※ 銃後 ・・ 戦場の後方。直接戦闘に加わらない一般国民。


    2 ザンザ洞

    ザンザ洞は、同角沢とともに玄倉川を代表する秀渓。
    上越を彷彿とさせる明るい渓相をもつ檜洞の支流であり、ユーシンから一時間ほど遡ると、右岸より小滝をもってザンザ洞が出合います。
    本谷のほかに一ノ沢から五ノ沢まで支流があり、登山体系では最も遡行価値のあるものとしてニノ沢を推奨しています。
    核心は、本谷F1(2段20m)とニノ沢F1(15m)が出合う二俣。
    本谷F1を越えると、大岩の滝10mや象の鼻10m、大棚20mなど名のある瀑や美しいナメが続き、短い流程のなかにアクセントが散りばめられ、遡行者を飽きさせません。

    本来の沢名は山三郎さんざぶろ沢、初登は昭和11年だそうです。
    著名な登山家では、「風雪のビヴァーク」で知られる稀代のアルピニスト、松濤明が昭和13年(この時なんと16歳!)登歩溪流会として遡行した記録が簡単な文献として残っています。


    3 アプローチ

    【交通機関利用】

    小田急線新松田駅発西丹沢自然教室行バスで玄倉下車、ユーシンロッジまで約10km。約3時間の歩きとなります。

    富士急湘南バスの情報はこちらをご覧ください


    【マイカー利用】

    国道246号清水橋交差点から北上。県道710号で玄倉まで。
    2017年3月現在、玄倉林道は進入禁止。入口300m先にゲート新設。
    玄倉バス停の横に無料駐車場があります。8:00~17:00。

    玄倉林道の情報はこちらをご覧ください


    ユーシン渓谷駐車場の情報はこちらをご覧ください


    途中に道の駅山北があります。

    道の駅山北の情報はこちらをご覧ください

    【玄倉林道歩行】

    玄倉からユーシンロッジまで、約3時間の林道歩き。
    ユーシンブルーを見るハイキングでとても賑わっています。
    青崩隧道ではヘッドランプ必携です。
    玄倉ダムで補修工事がある日は、車輌の通行もあるようなので、ご注意下さい。

    【入渓】

    ユーシンロッジ右手から続く旧登山道を辿り、2つの小屋の横を通り過ぎると、小さな枯れ沢を横切ります。
    道は左右に分かれますが、左は堰堤上の道から貯水所(電力小屋)で行き止まり。
    堰堤上より入渓できますが、すぐに泳がないと取り付けない滝があります。
    分岐は右に進み、不明瞭なザレた踏み跡を辿り、“下降点”と書かれた看板まで。
    特別険しい地形ではないので、どこからでも沢には降りられます。


    4 立ち寄り湯の情報

    ご参考にして頂ければ幸いです。

    中川温泉ぶなの湯(水曜休)はこちらをご覧ください




    最後までご一読いただき、有難うございました。

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    フォトギャラリー

    ザンザ洞は西丹沢を代表する秀渓です

    ユーシンロッジ

    檜洞5m滝

    檜洞は明るい渓です

    珍しい平らな大岩

    ザンザ洞核心 本谷F1とニノ沢F1

    本谷F1

    ニノ沢F1

    大岩の滝10m

    癒しの15mナメ滝

    さらにナメ滝12m

    最後は大棚20m

    ・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
    ・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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