船上山~甲ヶ山~矢筈ヶ山(鳥取県)

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投稿者
中村
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日程
2017年10月25日 (水)~2017年10月25日 (水)
メンバー
グランフロント大阪店:中村
その他1名
天候
曇り時々雨
コースタイム
船上山東坂登山口(30分)船上山山頂(90分)勝田ヶ山山頂(60分)甲ヶ山山頂(60分)矢筈ヶ山(45分)大休峠避難小屋(120分)大山駐車場
コース状況
甲ヶ山周辺はかなりの危険度です。岩稜歩きに慣れていない方は引き返しましょう。
アプローチ系シューズをオススメします。
難易度
Google Map
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感想コメント

鳥取県にあるヤマケイ分県ガイド危険度3の山を縦走してきました。
駐車場は自然の家の上部にありますので、そこに車を置きスタート。船上山まではのんびりとした里山歩きで、この時点ではご来光を望むことも出来ました。

船上山は歴史が深く、後醍醐天皇が隠岐に流された後、鎌倉幕府討幕の為に島を脱出した時に流れ着いたのがこの周辺とされています。史実でもそれは確認でき、流れ着いた後にこの船上山の上を仮宿とし、幕府討幕の兵を進めたとされています。

船上山を後にし、次の勝田ヶ山を目指します。ここから道は付いているものの、人が入らないためか脇の木々が道を覆うようにして生長しているため歩くのが非常に困難でした。藪漕ぎならぬ枝漕ぎをしながら勝田ヶ山を過ぎ、おおよそ2時間。稜線に出ると目の前に甲ヶ山が姿を現します。

山頂までの道はナイフリッジになっており、踏み外すと真っ逆さまです。先行パーティはロープを出していました。山頂から矢筈ヶ山へ続く道もかなりの斜度で、落ちる感覚です。自信のない方は引き返すことをオススメします。

矢筈ヶ山からの下りは危険箇所はありません。大休避難小屋は非常に清潔で、冬はここを拠点に三鈷峰側へルートを取るのも良いと思います。
周回ルートが無かったため、タクシーがあるだろうと深く考えず大山側へ下りましたが、大山周辺にはバスしかありません。電話でタクシーに配車をお願いし、船上山の登山口へ戻りました(約5,000円)。

危険度の高い日帰り山をいくつか行っていましたが、ここはその中でも屈指の危険度でした。気を緩めることが許されない箇所が多く、精神的にも辛い山です。
入山する場合は装備を万端にしてチャレンジして下さい。

フォトギャラリー

甲ヶ山への稜線。

ここからスタート。

朝焼けに染まります

船上山山頂にある後醍醐天皇碑

船上山山頂はひらけています

ここに仮宿があったと伝えられます

道がおおわれています

かき分けて進んでいきます

顔を出した甲ヶ山。

下りも厳しい

ずっと危ないです

避難小屋内はとてもきれい

川床へ針路をとります

スキー場に出てきます

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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